※本イベントはおかげさまで満員となりました。お申込み受付は終了しております。恐れ入りますがキャンセル待ちは受け付けておりません。

また当日チケットを購入されていない方が会場にいらした場合、参加はできかねます。何卒ご理解をお願いいたします。

その他イベントに関するお問い合わせは、event@soar-world.comまでお願いいたします。


朝、目覚めてから夜、眠りにつくまで。

生まれてから、大人になって、やがて年老いていくまで。

私たちは日々のいとなみのなかで、誰かとかかわりながら「自分」を生きています。

「やりたいことをやりたい、自分らしく生きていきたい」

きっと誰もが少なからず、そんな思いを胸に抱いていることでしょう。でも今の社会では、それはときに、とても難しいことのようにも感じられます。

soarではこれまで、子どもから高齢者、そして障害や病気のあるひとなど、多様なひとに出会いつづけてきました。また、年齢や性別、生きてきた背景が異なる人々が一緒に時間をすごす、さまざまな場やコミュニティを訪れました。

そのなかでわかったことは、その場に、共にいる。ただそれだけで互いの可能性が開かれていくような場のあり方がある、ということでした。

そして、人と人がかかわるとき、けっして「する/される」の関係などなくて、互いに影響を与えっているのだと思います。

福岡に「工房まる」という場所があります。

工房まるは、「その人らしさ」が表れてくることを「自立」と考え、人や社会との関わりの中での「自立」を目指す障害福祉サービス事業所です。現在は障害のあるメンバー52人、そしてスタッフ32人がともに、絵画や陶芸などの創作活動を柱としながら、“得意なこと”や“つづけられること”を大切に、自分たちの仕事を生み出しています。

そして、その人の個性が活かされる表現方法をともに探すだけでなく、「生活・仕事・ケア」の3つの視点で、それぞれ働き方や生き方に合うサポートも行っています。

障害がある人もない人も、アートを真ん中にしながら、ただ“普通に”その場にいられるような場所。そして、かかわり合いのなかで“その人らしさ”が立ち上がり、よりよく生きることができるようになる場所は、どうやって生まれたのでしょう。

今回は、「工房まる」施設長の吉田修一さんと、運営元である「NPO法人まる」代表の樋口龍二さんをお招きし、どんなことを大切に場づくりに取り組んできたのかをお伺いし、”その人らしさ”が生かされる居場所についてみなさんと考えてみたいと思います。

聞き手は、リビングワールド代表・働き方研究家の西村佳哲さんとsoar編集長の工藤瑞穂がつとめます。

西村さんは「つくる・書く・教える」の3つの領域で活動されており、働き方研究家として『自分の仕事をつくる』など働くことに関する著書を多数出版しているほか、現在は東京と徳島県神山町で二拠点居住しながら、同町の「まちを将来世代につなぐプロジェクト」に参画しています。

4月23日発売の最新刊『一緒に冒険をする』には、吉田さん、樋口さんのインタビューも掲載されています。実は書籍タイトルは、同インタビューにおける樋口さんの発話からいただいたものなのだそう。当日は、こちらの予約も受け付けます。

工房まるの日々を「一緒に冒険する」ような気持ちで、ともにこの場を楽しんでくださるみなさんのご参加を、心からお待ちしております。

“その人らしさ”が立ち上がる、居場所のつくりかた

【日時】2018年4月21日土曜日 19時00分〜21時00分 (18時30分開場)

【参加費】
一般 2,200円
学生 1,800円
soarサポーター会員 1,800円

※別途1ドリンクを購入していただきますのでご了承ください。

チケットの購入はこちらから

※クレジットカードだけでなく、コンビニやATMでのお振込みもご利用いただけます。
※お申し込み後のキャンセル、及び返金はお受けいたしかねます。ご了承ください。
※領収書がご入用の方は、イベント当日に受付でお申し付けください。

お問い合わせ:event@soar-world.com

【定員】40名

【場所】
BOOK LAB TOKYO東京都渋谷区道玄坂 2丁目10番地7号 新大宗ビル1号館 2階

アクセス:渋谷駅各線より徒歩6分・井の頭線より徒歩2分 (渋谷フォーラムエイト横)

※ビルの入り口にはスロープがあり、2階までエレベーターで移動可能です。
※会場には、7階に多目的トイレがございます。説明会会場とは別のフロアにございますので、詳しくは当日スタッフにお尋ねください。
※視覚、聴覚障害のある方は、スタッフがサポートします。問い合わせアドレスにご連絡ください。

【ゲスト】
樋口龍二(NPO法人まる代表)
吉田修一(工房まる 施設長)

【モデレーター】
西村佳哲(リビングワールド代表、働き方研究家)
工藤瑞穂(NPO法人soar代表)

※西村佳哲さんの新刊『一緒に冒険をする』(弘文堂)が、4/23(月)に発売となります。当イベントでは予約を受け付けます。ご予約いただいた方には、追って弘文堂から「小さな読み物」を付けてお送りします。

【登壇者プロフィール】

工房まる

1997年に開所した障害福祉サービス事業所としての「工房まる」と、10年後に設立された特定非営利活動法人としての「NPO法人まる」の2つの顔がある。前者の施設長は吉田修一さん。後者の代表は樋口龍二さん。施設は福岡市南区の野間と三宅、西区野方の3ヶ所にあり、日・月曜以外の週5日間、スタッフと利用者のみなさんが通っている。
http://maruworks.org/

西村佳哲(にしむらよしあき)

1964年 東京生まれ。プランニング・ディレクター。リビングワールド代表。働き方研究家。武蔵野美術大学卒。大手建設会社を経て、つくる・書く・教える、大きく3つの領域で働く。開発的な仕事の相談を受けることが多い。2014年からは東京と徳島県神山町で二拠点居住を始め、同町の「まちを将来世代につなぐプロジェクト」に参画。著書は『自分の仕事をつくる』(晶文社/ちくま文庫)など。最新刊は『一緒に冒険をする』(弘文堂)。
http://www.livingworld.net/

工藤瑞穂

NPO法人soar代表理事・ウェブメディア「soar」編集長
1984年青森県生まれ。宮城教育大学卒、青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラム修了。仙台の日本赤十字社で勤務中、東日本大震災を経験。震災後、「小さくても、わたしはわたしにできることを」をコンセプトに、仙台で音楽・ダンス・アート・フードと社会課題についての学びと対話の場を融合したチャリティーイベントを多数開催。地域の課題に楽しく取り組みながらコミュニティを形成していくため、お寺、神社、幼稚園など街にある資源を生かしながら様々なフェスティバルを地域住民とともにつくる。2015年12月より、社会的マイノリティの人々の可能性を広げる活動に焦点を当てたメディア「soar」をオープン。2017年1月に「NPO法人soar」を設立。イベント開催、リサーチプロジェクトなど様々なアプローチで、全ての人が自分の持つ可能性を発揮して生きていける未来づくりを目指している。
https://soar-world.com/