soarでは様々な状況に置かれている人たちの、一人ひとりの「物語」を紡ぎ、届けることを大切にしてきました。

障害や難病のある方、LGBTの方々が、それぞれ自身の可能性を開く瞬間を届けることで、読者の方からメールやSNSなどでもたくさんの反響をいただいています。

今回は、これまでsoarで登場していただいた方々のストーリーを、より深く知っていただく「human library(ヒューマンライブラリー)」を開催します。

human libraryとは、人と人が互いに理解を深めることを目的とした試みです。話し手の人生を「本」に見立てて、これまでの経験や想いについて、参加者とじっくりと話し合うイベント。2000年にデンマークで初めて行われ、以降は北欧、北米、オーストラリアなどでも開催されています。

今回のイベントでは、これまでsoarの記事に登場した7名の方々をお迎えします!

1人目のゲストはますぶちみなこさん。双極性障害II型を持ちながらイラストレーターとして活躍されています。

2人目は浜松幸さん。性同一性障害で、幼い頃より「女の子としての自分」に違和感があったそう。現在は男性として生き生きと過ごしています。

3人目は林晋吾さん。うつ病を経て、現在は起業して「うつ病の方のご家族向けコミュニティ『encourage(エンカレッジ)』を運営しています。

4人目は野邉まほろさん。かつては摂食障害に苦しんでいましたが、「なりたい自分」をみつけることで過食症から回復されています。

5人目は先天性四肢障害がある子どもと家族が支え合う仕組みNPO法人Hand&Footをつくる浅原ゆきさん。ご自身も先天性四肢障害のあるお子さんをお持ちです。

6人目は土屋光子さん。髪を抜いてしまう「抜毛症」を公表し、多くの人に知ってもらおうと「Alopecia Style Project」を立ち上げ、積極的に活動されています。

7人目は「誰かとご飯を食べるの苦手」という会食恐怖症を克服した山口健太さん。ご自身の経験をいかしながら、同じ会食恐怖症の方のサポート活動を行っています。

イベント当日は、7名の自己紹介ののち、ゲストそれぞれが1人ずつ入った少人数のグループをつくります。参加者の皆さんは2グループ選んで、ゲストのお話を聞いたり、質問や感想を伝え、じっくりと対話していただいきます。

本を読むように、ゲストのストーリーを直接体感してみませんか?

障害や病気についてもっと知りたい方、soarのこれまでの記事をもっと深めたい方など。皆さんのご参加を心よりお待ちしております。

誰かの人生を、本を読むように味わう「soar human library」

【日時】2018年6月26日火曜日 19時00分〜21時00分 (18時30分開場)

【参加費】
一般 2,500円
サポーター割 2,000円
学生 2,000円

※別途1ドリンクを購入していただきますのでご了承ください。

チケットの購入はこちらから

※クレジットカードだけでなく、コンビニやATMでのお振込みもご利用いただけます。
※お申し込み後のキャンセル、及び返金はお受けいたしかねます。ご了承ください。
※領収書がご入用の方は、イベント当日に受付でお申し付けください。

お問い合わせ:event@soar-world.com

【定員】50名

【場所】
BOOK LAB TOKYO東京都渋谷区道玄坂 2丁目10番地7号 新大宗ビル1号館 2階

アクセス:渋谷駅各線より徒歩6分・井の頭線より徒歩2分 (渋谷フォーラムエイト横)

※ビルの入り口にはスロープがあり、2階までエレベーターで移動可能です。
※会場には、7階に多目的トイレがございます。説明会会場とは別のフロアにございますので、詳しくは当日スタッフにお尋ねください。
※視覚、聴覚障害のある方は、スタッフがサポートします。問い合わせアドレスにご連絡ください。

【ゲスト】
ますぶちみなこ
浜松幸
林晋吾
野邉まほろ
浅原ゆき
土屋光子
山口健太

【モデレーター】
工藤瑞穂(NPO法人soar代表理事・ウェブメディア「soar」編集長)

【プログラム】
・soarの活動紹介(工藤瑞穂)
・ゲストとの対話の時間

【主催】

soar https://soar-world.com/

お問い合わせ event@soar-world.com

【登壇者プロフィール】

ますぶちみなこ

1984年生まれ、神奈川県在住。なかなか仕事が続かず生活もうまくいかない中で、友人のアドバイスから「双極性障害Ⅱ型」について知る。精神科での治療を続けながら、自分が心地よく過ごせる生活をさがしています。

浜松幸

1984年生まれ。東京都文京区出身。幼少期より女の子としての自分に違和感を抱え、高校時代に 「女性の体で、自身を男性であると認識し、女性を好きになる」トランスジェンダーであることを認識。 まわりへのカミングアウトを経て、男性として生きていくことを決意。その後、飲食店経営やイベント会社、出張バーテンダー、個人コンサルティングやラジオDJなど幅広く活動経験を持つ。他にも石巻での復興支援ボランティア、NPO法人コモンビートのミュージカルプログラムなどにも参加。多くの人を勇気づけ、元気にしていくためのライフワークを精力的に行っている。2016年10月に公開プロポーズ。みんなに見守られた2人らしい「結婚」をした。現在はITベンチャーの株式会社シンカにてマーケティング部の責任者を務める。

林晋吾

2010年にパニック障害を発症。その後うつ病を併発、再発を繰り返す。2015年12月株式会社ベータトリップを設立、代表取締役就任。2017年9月より、うつ病患者の家族専用コミュニティサイトencourageサービスを開始。趣味は読書、サッカー。人と人が繋がるきっかけになること、繋がりから新しい経験を創ることに、喜びを感じます。

野邉まほろ

1993年島根県生まれ。
高校1年生から大学3年生までの6年間、過食と下剤乱用に悩んだ経験をもつ。
現在はその経験から、若い女性を対象にした講演や、執筆活動などを行う。

浅原ゆき

1984年、東京都生まれ。IT系会社の代表、3児の母。『裂手症』という先天性の指の欠損がある娘を出産したことをきっかけに、2013年、先天性四肢障害・欠損症など生まれつき多くの人と異なった手足の形をもつ子どもとその家族・当事者を対象として、SNSサービスを利用した「Hand&Foot」を立ち上げる。2016年にNPO法人化、現在621家族が在籍する同法人の理事長を務める。

土屋光子

幼少の頃より自ら髪の毛を抜いてしまう抜毛症発症し、2016年にブログで公表しスキンヘッドパフォーマーとして活動を始める。ファッションショーモデルやライブペイントショーなどに出演、2017年8月に脱毛女性・子供達の社会的認知活動を行うAlopecia Style Project japanを設立。NYオフブロードウェイ、国連本部にて活動をPRしSDGsの発信も行う。様々なコンプレックスの根本には「好きな人に受け入れてもらいたい」という本音があることに着目し、コンプレックスをプラスに転換するきっかけになるようなラジオ「ASPのやっぱりモテたいっ!」FM桐生にて放送中。抗がん剤治療のため脱毛した方々などの美しさと日常を表現し、脱毛は身近な問題である事も知ってほしいと【生きるを伝える写真展】運営し全国展開予定。同時にアピアランスケアをよりおしゃれに充実させていく活動や、障害や病を持つ子供たち高齢者をモデルに起用し地域活性につなげるファッションショーイベントも開催していく。

山口健太
一般社団法人日本会食恐怖症克服支援協会 代表理事

精神疾患の一つである「社交不安障害(社交不安症)」に悩める人からの相談実績は年間のべ1,000件を超え、多い日には1日30件の相談が届く。自身が社交不安障害の一つの「会食恐怖症」に悩んだ経験を持ち、薬を使わずに自力で克服する。その当事者経験から「当事者でないと理解されない苦しみ」 を直に感じ、会食恐怖症の方の支援活動とカウンセリング活動をはじめる。運営している「人前での食事が不安で苦手」を克服するためのオンラインサロンの有料会員数は100名超え、満足度は90%を超える。最近では、保護者や、学校や保育所の先生に向けた食事指導のコンサルティング活動も行っており、日本の食事指導というコンテンツをより良いものにアップデートしていく事も目指している。

【モデレータープロフィール】

工藤瑞穂
NPO法人soar代表理事・ウェブメディア「soar」編集長

1984年青森県生まれ。宮城教育大学卒、青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラム修了。仙台の日本赤十字社で勤務中、東日本大震災を経験。震災後、「小さくても、わたしはわたしにできることを」をコンセプトに、仙台で音楽・ダンス・アート・フードと社会課題についての学びと対話の場を融合したチャリティーイベントを多数開催。地域の課題に楽しく取り組みながらコミュニティを形成していくため、お寺、神社、幼稚園など街にある資源を生かしながら様々なフェスティバルを地域住民とともにつくる。2015年12月より、社会的マイノリティの人々の可能性を広げる活動に焦点を当てたメディア「soar」をオープン。2017年1月に「NPO法人soar」を設立。イベント開催、リサーチプロジェクトなど様々なアプローチで、全ての人が自分の持つ可能性を発揮して生きていける未来づくりを目指している。
https://soar-world.com/