※本イベントはおかげさまで満員となりました。お申込み受付は終了しております。恐れ入りますが今回に限り、キャンセル待ちは受け付けておりません。

また当日チケットを購入されていない方が会場にいらした場合、参加はできかねます。何卒ご理解をお願いいたします。

その他イベントに関するお問い合わせは、event@soar-world.comまでお願いいたします。


これまでメディアは社会の「大きな物語」を伝えてきました。

大きな物語は、難民問題、LGBTなどの社会課題に関して、大変さや事実のみを切り取るというアプローチで伝えられてきました。こうした従来の発信では、人々に届いたとしても課題を自分ごと化することは難しく、共感することも困難です。

ですが、単に「難民」と言われただけではピンと来なかったとしても、「難民である◎◎さんが、どのような地域・文化で生まれ育ち、どのようにして他国へ逃れてきたか、現在はどのように暮らしていくのか」と、その人の顔が見えるような具体的なストーリーになると伝わり方は変わります。

「大きな物語」に内包される「小さな物語」に触れると、共感しやすくなるし、自分ごと化もしやすい。課題が身近になり、隣人を助けるような気持ちで支援をしたいと思えるようになります。「小さな物語」を紡ぎ、共感を集めることが今求められているのではないでしょうか。

「小さな物語」は何も個人に限った話ではありません。多様化が進み、様々なコミュニティが可視化されている現代において、コミュニティの意見を代弁するような情報発信や、コミュニティと対話するための情報発信も求められるようになってきています。これも、1つの「小さな物語」といえるはず。

『soar』では様々な状況に置かれている人たちの、一人ひとりの「物語」を紡ぎ、届けることを大切にしながらメディアを運営してきました。今回のイベントでは、様々な社会課題に対してアプローチするときに、「小さな物語」にフォーカスを当てた情報発信や編集のあり方について考えたいと思っています。

1人目のゲストは、株式会社コモンセンス代表取締役、「ニッポン複雑紀行」編集長である望月優大さん。様々な社会課題解決に取り組むNPOを支援するほか、日本の移民文化・移民事情を伝えるウェブマガジン「ニッポン複雑紀行」編集長としてメディア運営や執筆活動を行っています。

2人目にフォトジャーナリストの安田菜津紀さん。東日本大震災後の東北や、中東の難民キャンプなど、様々な現場を飛び回りながら写真でその土地の人々の生きる姿を伝えています。

モデレーターは社会的マイノリティに焦点を当てた情報発信を行うウェブメディア「soar」副代表で編集者のモリジュンヤが務めます。

自分の課題意識を世の中に広く伝えていきたい方、情報発信を通じて社会課題の解決アプローチしたい方、人の物語を紡ぐライティングや編集、ジャーナリズムに関心のある方は、ぜひご参加ください!

社会を編集するための「小さな物語」の紡ぎ方

【日時】2018年2月6日火曜日 19時00分〜21時30分(開場18時30分)

【参加費】
一般:2,000円(1ドリンク)
学生:1,500円(1ドリンク)
soarサポーター会員価格:1,500円(1ドリンク)

チケットの購入はこちらから

※クレジットカードだけでなく、コンビニやATMでのお振込みもご利用いただけます。
※お申し込み後のキャンセル、及び返金はお受けいたしかねます。ご了承ください。
※領収書がご入用の方は、イベント当日に受付でお申し付けください。
※「参加したいけれど、病気や障害、心の不調、現在の環境が理由で就労が難しく経済的にきびしい」など理由のある方は、5名様限定で参加費の減額や無料参加とさせていただきますので、お気軽にご連絡ください。

お問い合わせ:event@soar-world.com

【定員】50名

【トークゲスト】
望月優大(株式会社コモンセンス代表取締役、「ニッポン複雑紀行」編集長)
安田菜津紀(フォトジャーナリスト)

モデレーター:
モリジュンヤ(株式会社inquire代表取締役、NPO法人soar副代表、マチノコト編集長)

【進行】
工藤瑞穂(NPO法人soar代表理事)

【プログラム】
・soar プロジェクト説明(工藤瑞穂)
・ゲストによるトークセッション

【主催】
soar https://soar-world.com/
お問い合わせ event@soar-world.com

【会場】 SHIBAURA HOUSE
http://www.shibaurahouse.jp/

〒108-0023 東京都港区芝浦3丁目15番地4号

・アクセス
JR 田町駅芝浦口より徒歩7分 都営三田線・浅草線 三田駅A4出口より徒歩10分

※会場は1階にあり、多目的トイレのございます。車椅子ユーザーの方など、駅からの移動にサポートが必要な方はスタッフがお手伝いいたします。また、視覚、聴覚障害のある方は、スタッフがサポートします。問い合わせアドレスにご連絡ください。

※保育のサポートはありませんが、お子さん連れの方も大歓迎です。

お問い合わせ:event@soar-world.com

【登壇者プロフィール】

望月優大(株式会社コモンセンス代表取締役、「ニッポン複雑紀行」編集長)
ライター ・編集者。株式会社コモンセンス代表取締役。日本の移民文化・移民事情を伝えるウェブマガジン「ニッポン複雑紀行」編集長。BAMPで「旅する啓蒙」連載中。経済産業省、Googleなどを経て、スマートニュースでNPO支援プログラム「ATLAS Program」のリーダーを務めたのち17年12月に独立。低所得世帯の子どもたちに教育機会を届ける「スタディクーポン・イニシアティブ」にも参画し、クラウドファンディングで1400万円を超える寄付金を集める。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了(地域文化研究専攻)。関心領域は社会問題、社会政策、政治文化、民主主義など。趣味は旅、カレー、ヒップホップ。1985年生まれ。Twitter @hirokim21

安田菜津紀(認定NPO法人Dialogue for People副代表/フォトジャーナリスト)
1987年神奈川県生まれ。認定NPO法人Dialogue for People(ダイアローグフォーピープル/D4P)フォトジャーナリスト。同団体の副代表。16歳のとき、「国境なき子どもたち」友情のレポーターとしてカンボジアで貧困にさらされる子どもたちを取材。現在、東南アジア、中東、アフリカ、日本国内で難民や貧困、災害の取材を進める。東日本大震災以降は陸前高田市を中心に、被災地を記録し続けている。著書に『写真で伝える仕事 -世界の子どもたちと向き合って-』(日本写真企画)、他。上智大学卒。現在、TBSテレビ『サンデーモーニング』にコメンテーターとして出演中。
https://d4p.world/

 

モリジュンヤ(NPO法人soar理事、株式会社inquire CEO)

1987年生まれ、横浜国立大学卒。2010年より「greenz.jp」編集部にて編集を担当。独立後、「THE BRIDGE」「マチノコト」等のメディアブランドの立ち上げに携わり、テクノロジー、ビジネス領域を中心に執筆活動を行う。15年、編集デザインファーム「inquire」を創業。17年、社会をアップデートするクリエイティブポータル「UNLEASH」を創刊。エンパワメントやウェルビーイングの実現のため、メディアやプロジェクト、組織の編集に取り組む。株式会社アイデンティティ共同創業、NPO法人soar副代表、NPO法人マチノコト理事。

工藤瑞穂(NPO法人soar代表・編集長)

1984年青森県生まれ。宮城教育大学卒、青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラム修了。仙台の日本赤十字社で勤務中、東日本大震災を経験。震災後、「小さくても、わたしはわたしにできることを」をコンセプトに、仙台で音楽・ダンス・アート・フードと社会課題についての学びと対話の場を融合したチャリティーイベントを多数開催。地域の課題に楽しく取り組みながらコミュニティを形成していくため、お寺、神社、幼稚園など街にある資源を生かしながら様々なフェスティバルを地域住民とともにつくる。2015年12月より、社会的マイノリティの人々の可能性を広げる活動に焦点を当てたメディア「soar」をオープン。イベント開催、リサーチプロジェクトなど様々なアプローチで、全ての人が自分の持つ可能性を発揮して生きていける未来づくりを目指している。

https://soar-world.com/