「生まれ育っている環境によって、広い世界に出会う機会のない子どもたちがいる」
私は昔から、何かを体験したり挑戦できる機会がないのが理由で、子どもたちの可能性が狭まってしまうことを、ずっとなんとかしたいと思っていました。家庭環境や経済的な理由で希望する学校や職業を選べなかったり、チャンスが得られかったりして、夢をあきらめざるをえない友人もたくさんいたんです。
普段の生活で彼らとは出会う機会も少ないけれど、どんな子どもにも成長する機会やチャンスをつくれたら。そんな風に願ってきたsoarが、PIECES（NPO法人申請中）とパートナーシップを組みます！
子どもたちに大人との信頼関係を紡ぐ場とチャレンジできる機会を
PIECESのつくる子どもと大人が混じってスポーツを楽しむ場
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小澤いぶきさんが中心となって活動している「PIECES」に出会ったとき、「彼らがしていることこそ希望だ」と感じました。
https://soar-world.com/2016/03/17/cyw/
家庭環境が厳しい状況にあり、なかなか人のつながりや経験、機会が得られなかった子どもたち。
そんな彼らも、PIECESのつくるスポーツやみんなでご飯を食べる場をとおして、家族でも先生でもない大人と時間を過ごすことで、周りとの信頼関係をつくっていきます。そしてやがて、自分のやってみたいことを口にできるようになったり、大人に頼れるようになったりするんです。
自分のやりたいことを見つけた彼らは、さらにPIECESのみんなのサポートのもと、自分の可能性を少しずつ開いて成長していきます。
「誰もが自分の可能性を活かして生きていける世の中であってほしい」
多様な大人が共に子どもの育ちに関わるコミュニティを形成してきたPIECESの活動は、soarのこの想いにも通じるところがあり、これまでメディア発信を通じて彼らを応援してきました。
今よりさらにPIECESに関わる子どもたちがより様々な大人と出会ったり、今まで知らなかった世界に触れるきっかけをつくっていきたいと考え、soarのイベントにPIECESの子どもたちが無料で参加できるパートナーシップを組みました。
特に進学や就職について考えている高校生にとっては、ゲストスピーカーの生き方に触れること、多様な人の考え方を聞く機会はプラスになるのではないかと思います。自身の経験から、看護師やセラピスト、福祉関係の職業を希望する子どもたちも多いということなので、soarに関わるひとたちとの出会いは彼らにとって多くの学びがあるはず。
もちろんsoarだけで、PIECESの子どもたちすべての興味関心をカバーできるわけではありません。アートにプログラミング、スポーツ、目指す職業や学校もひとりひとり違い、子どもたちの可能性は無限大です。もしも彼らに様々なかたちで機会をつくりたいと考えてくださる方は、ぜひPIECESにご協力いただけると嬉しいです！
PIECES代表・小澤いぶきさんからのメッセージ
情報、文化、機会、知、経験、学び、、。人は様々なヒト・モノ・コトとの関係性を通して発達、成長していきます。
子どもたちには、自分の人生を自分で選んで歩んでいく権利があります。そのためには、信頼できる人との関係を通した安心と信頼のある環境、そして、様々な機会や経験に出会える環境を作っていくことが大切だと考えています。
そして、どんな子どもたちにもこのような環境があるためには、私たちだけでなく、社会として子どもたちの健康的な育ちを支える生態系をつくっていくことが必要です。
そのために、今回ソアの協力のもとにこのような取り組みをはじめました。
プログラミングに関心のある子どもたちが、専門家から教わることができる場。このような場を通して、子どもたちは変化していく
人の可能性への視点を探求し続けているsoarの周りには、子どもたちがまだ出会ったことがない様々な情報や機会があります。今回のsoarとのパートナシーシップは、子どもたちが、新たな人や機会、経験を通してワクワクしながら自分たちの可能性を広げ、社会と接続していくきっかけになっていくのではないかと感じています。また、こうした子どもが生きる環境への投資は、希望のある社会が作られていく未来への投資でもあると感じています。
関係資本、文化資本、経済資本、、、様々な資本をちゃんと子どもたちの生きる環境に投資していくことは、より健康的で豊かな社会の循環を作っていくことにもつながります。
様々な組織や人とともに、こういった多様な機会や出会いを作っていけたらと思っています。
関連情報：
NPO法人PIECES ホームページコミュニティユースワーカー ホームページ
お問い合わせ：pieces.cyw@gmail.com
