【写真】笑顔のなかじまさんといとうさん

「妊娠しました!」
「今度、子どもが生まれます」

新しい命の誕生は、とてもうれしいできごと。けれど中には、妊娠したことを心から喜べない状況にある人もいます。誰にも相談できず人知れず出産したり、妊娠を告げた直後に父親と連絡が取れなくなって途方にくれたり……。こんな女性たちを支援するための活動を始めた人たちがいます。

思いがけない妊娠は誰にでも起こり得ること。だからこそ、365日体制で相談窓口を設け、母と子どもを救いたい。そんな思いから生まれたのが、「一般社団法人にんしんSOS東京」。クラウドファンディングで資金を調達し、昨年12月から本格的に活動を開始しています。なぜこの活動を始めようと思ったのか、実際にどんな相談が寄せられているのか、そして問題の背景にあるものは? 設立メンバーとして活動する助産師の中島かおりさん、社会福祉士の伊東由宥子さんにお話を聞きました。

中島かおりさん
1971年生まれ。東京都立大学(現・首都大学東京)の理学部生物学科修士課程を卒業後、研究職として医療現場で働く。2004年に第2子を出産したことをきっかけに助産師を目指し、同大に再入学。地域に密着し、妊娠から出産、子育てまでをサポートする助産師として活動する傍ら、にんしんSOS東京の運営に携わる。代表理事。

伊東由宥子さん
1980年生まれ。立命館アジア太平洋大学に在学中から児童養護施設などのボランティアを行う。卒業後に保育所でアルバイトをしながら社会福祉士の国家資格を取得。新宿区役所と世田谷区役所で計5年間、虐待対応の相談員として勤務。2008年に独立し、企業研修など人材開発支援を行う株式会社トイトワを創業。理事として、にんしんSOSの運営に携わる。今年、第1子を出産予定。

相談内容をジャッジしないというスタンス

【写真】座りながら笑顔で話すなかじまさんといとうさん

にんしんSOS東京に持ち込まれる相談は1つ1つに違う背景があり、相談者の気持ちがあります。だからこそ、「相談を聞くことはジャッジをすることではない」と中島さんは言います。

中島さん:これはいいとか、これはいけないとかそれは私たちが決めることではありません。たとえば子どもを認知しないような父親だとしても、よく話を聞いてみると女性にとっては居心地のいい存在ということもあります。私たちはそれを否定したり、ジャッジしたりする立場ではありません。

伊東さん:たとえば妊娠を告げた後で、交際していた男性が子どものいる既婚者だと判明したり、婚活サイトで出会った男性に「結婚するつもりはなかった」と言われたり、 様々なケースがあります。にんしんSOS東京を通じて弁護士や行政からもアドバイスを受けたあと、中絶という選択ではなく、1人で育てていくという選択をされる方もいらっしゃいます。

男性側が認知はしない、養育費も 払わないという場合もあります。それでも、生まれた赤ちゃんを見に来てくれたり、買い物を手伝ってくれたりする姿を見て『父親を恨みながら子どもを育てたくない。だからこれで良しとします』と言っていた女性がいました。 一つの選択として、本人が良ければそれでいいというのが私たちのスタンスです。たとえば相談員が、『そんな男とは別れなさい』って言ってしまうのは違う。それって相談員が、自分の安心のために言ってしまう言葉だったりするんですよね。

相談を受けた人がジャッジをしてしまう例について、伊東さんは10代の妊娠のケースをこう語ります。

伊東さん:10代で妊娠すると社会的には白い眼で見られるし、妊娠したことを親に言うと『こんなに大変。お金もかかるし……』って、中絶に向かわせる情報の提供をされてしまったりします。話を聞いてみると、本人はずっと産みたいという気持ちなのに。確かにご両親の言うことも一理あるけれど、産む方法もあって、選択肢としてはこれだけのことがあって……というのを説明してあげたいし、まずその子が感じている不安に寄り添いたいですね。

中島さん:悩んでいる方の問題の整理をすることを重視します。その人自身が自分で選択できるというのが第一のゴール。中絶だろうと産むことだろうと、育てようと育てまいと、その人が納得して選ぶこと。そして、その選択の後もつながって、さらに次のゴールに向かう手伝いをできているケースも少しずつ出てきています。

助けを求めていいことに気付けない人も

【写真】真剣な表情で話すなかじまさん

「自分がされたことが犯罪だって気づいていなかった女性もいるんですよ」

え? それってどういうことですか? 聞き返した私に、中島さんはこんな話をしてくれました。

中島さん:デリバリーヘルスの仕事をしていた女性。性行為はしない仕事だけれど、何年も働いてきた中で1回だけ、お客さんから無理やりされてしまったことがありました。けれど、お店の人に言っても『仕方ないね、次から気をつけな』って言われただけ。結果的に妊娠してしまい、相談に来てくれました。

一緒に行政に相談に行った後で、これはレイプという犯罪だから、警察に届け出て犯罪が立証されると中絶費用が出ることもあるって話したんですね。だから一緒に警察に行こうって。その警察に行く道すがら、彼女がぽつりと言ったんです。『これってレイプだったんですね。警察に被害を言っていいことだったんですね』って。

中島さんは、この件を「象徴的なケース」と言います。性的虐待を受けての妊娠や、親からネグレクトを受けていた10代の妊娠など……。助けを求める以前に、自分が助けを求めていい存在だということに気づいていない女性たち。にんしんSOS東京では、女性たちの声に耳を傾け、決して否定せずに話を聞き、寄り添います。

目指すは24時間の電話対応

【写真】にんしんとうきょうえすおーえすのホームページ

にんしんSOS東京の発起人は、助産院を経営している宗祥子さん。彼女の呼びかけに応えたのが中島さんや伊東さんらの設立メンバーです。昨年秋に実施した、設立資金のためのクラウドファンディングでは241人から約300万円の支援が集まりました。現在は18人ほどのメンバーで相談の対応を行っています。

東京都にある「妊娠相談ほっとライン」など、行政が行う相談窓口もありますが、「役割分担として、民間だからこそできる支援を充実させたい」と伊東さん。にんしんSOS東京では、行政と連携しつつ、次のような支援を行っていくことが目標です。

●毎日16時~24時まで電話・メール相談(体制が整ったら毎日24時間に)
●面談相談
●若年層への広報の徹底
●関係機関への付き添い

行政が開く相談窓口の場合、受付時間はどうしても9時~17時などの時間帯になってしまいがち。また、直接会って相談を受けたり、役所など関係機関の窓口へ付き添ったりすることは行政ではほとんど行えないことです。こういった部分を民間でカバーすることができれば、と考えているそうです。

伊東さん:電話相談だけではなく、メールで相談を受け付けることも必要です。行政の場合、メールの内容に上長の確認が必要だったりして、返信までに長期間かかってしまうこともあります。でも、メールで『今自宅で、一人で生みました』というような、緊急性の高い相談が来ることもあります。だからできるだけ早く対応できることが重要だと思っています。今はメールよりLINEを使う人も増えているので、ゆくゆくはLINEでの対応も考えたほうが良さそうです。

相談者にとって必要であれば、行政や他のNPO団体、医療、弁護士など必要な支援につなぎます。いくつもの機関と連携を取ってサポートを行うことが、にんしんSOS東京の特徴の一つです。

また、1回だけでなく継続的に相談を受けることで問題が見えてくることも。初回の相談では出てこなかった情報が、回を重ねるごとに明らかになることがあるのです。平均で8回程度、数十回にわたり半年ほど相談を受け続けることもあるそうです。

虐待対策ワーカーを経て起業

【写真】温かい眼差しで話すいとうさん

伊東さんと中島さんは、それぞれどのような経緯でにんしんSOS東京に参加したのでしょうか。お二人のプロフィールを少しお聞きしました。

大学卒業後に社会福祉士の資格を取り、都内の区役所で虐待対策ワーカーとして働いていた伊東さん。その際に、「起こってしまった虐待のケースに、もぐらたたきのように対応するだけではなく、そもそも虐待が起こらない社会にできないかという問題意識を持った」と言います。

伊東さん:学生の頃は、加害者とされる親御さんはひどい親だと思っていたけれど、いざ対峙してみるとお母さん、お父さん方も社会の中の弱者で、そうならざるを得ない精神状況や経済状況、いろんなことに追い込まれているということを感じました。この人たちをサポートして社会全体が良くなる仕組みはないのだろうか、と。

また、困っている人が辿り着いた先の相談窓口で二次被害に遭うケースも少なくないことにも気づいたといいます。

伊東さん:行政でも、医療の現場でもそういうことがあります。必死の思いで来たのに、『10代なら親御さんを連れてきて』って言われてしまうとか。日本では日本産婦人科学会などが、10代であっても産む産まないは自分が決めていいという声明を出したりしているけれど、現場ではそういう判断をされないことが多々あるんですね。きちんと話を聞けば、親から虐待されているからこういう状況になっているというケースもあるのに。窓口で適切なコミュニケーションが取れなかったために支援が抜け漏れたケースはありますね。

こうした事実を目の当たりにし、相談員の質を上げたいという気持ちを抱いたのだそう。28歳のときに独立し、会社を起ち上げたのは、「人材開発の領域でサポートする人のスキルやスタンスを磨ければ」と考えたから。にんしんSOS東京の活動に参加したのは、偶然、宗さんと知り合いだったという縁ですが、「社会福祉士であり、人材開発の専門家であることの両方が活かせる場だと思って取り組んでいます」と言います。

30歳を過ぎて、大学へ再入学

【写真】真っ直ぐな目線で力強く話すなかじまさん

一方、中島さんはもともと、病院でがんの免疫療法の研究職として働いていました。転機となったのは、33歳で第二子を出産したときのこと。

中島さん:1人目のときがとっても大変だったんです。痛くてツラくて二度と産むまい……って。2人目のときは宗さんが経営する助産院で出産して、それがすごくいい経験だったんですね。産後4日目にして、宗さんに『助産師っていい仕事ですね』って話したら、『今からでもなれるよ』って言われたんです。それで子どもが1歳になったときに、助産師になるためにもう一度大学に入り直したんです。

1人目の妊娠がわかったのは、ちょうど仕事で海外留学の話が出たときのこと。「結局、他の人が留学することになりました。妊娠は望まないとは言わないまでも思いがけなかったし、赤ちゃんが来なければ良かったという気持ちを抱えながら妊娠期を過ごしていた」と中島さん。無理をして体調を崩すなど、心身ともに葛藤が多かった1人目の出産・育児に比べ、2人目のときは余裕を感じられたといいます。自分の心身の状態が、子育てに直結する。そんな経験を経て「出産や子育てをサポートする仕事がしたい」と思ったそうです。

中島さん:助産師になってみて仕事にやりがいはありましたが、歯がゆい思いをすることもありました。助産師は、妊娠期から出産まではサポートできるけれど、ちょっと気になるお母さんがいても保健センターにつなぐまでの関わりで終わってしまいます。たとえば、妊娠中に自暴自棄な様子が見えたり、赤ちゃんをかわいいと思えないと言う人は、その後が気になりました。

その後、出産時のケアだけでなく、病院から地域に戻ったお母さんのサポートとして新生児訪問を行ったり、子どものために活動するいろんな領域の専門家の方たちと知り合ったりするうちに、「仕事がすごく面白くなった」のだそう。

妊娠はサポートとつながるチャンスでもある

【写真】真剣に話すなかじまさんと横に座りなかじまさんを見守るいとうさん

中島さんは、「妊娠は女性が変わるチャンスでもある」と言います。

中島さん:貧困とかDVとか虐待とか、負のカードを持っている人たちが、妊娠というイベントによって誰かとつながらざるを得なくなる。それがきっかけとなって、これまでに抱えていた負荷を下ろせたり整理できたり。そういうことがあるんです。

中にはこんなケースも。事情があって誰にも言えず、一人で自宅で出産した直後の女性から、突然のメール相談。最初は女性の警戒心が強く、住所も教えてもらえず、「電話でしゃべるのもイヤ」という状態だったそうです。しかし、出産から14日以内に届け出を出さないと虐待として捜査が入ってしまうため、どうにかそれまでに直接的な支援につなげなければ……。メールでのやり取りは60回以上に及びました。

中島さん:自宅で出産した場合、届出の際に親子であることを証明する必要があります。DNAでも鑑定できるけれど、それは時間がかかってしまう。だから、胎盤を冷蔵庫で保存して、へその緒も取っておいてねとか、みんなでそういうアドバイスもしました。

伊東さん:赤ちゃんが出てきた瞬間の写真があればそれで認められたりするのですが、陣痛で苦しいときに自分では撮れないですよね。あと、産んですぐに病院に行けば子宮の確認とかで証明できるのですが、若い方だと2週間もたてばきれいに治っちゃうんですね。

伊東さん:自らの足で届け出を出さないと、児童相談所や警察が医療ネグレクトとして介入してしまう。そうするとお母さんが犯罪者になってしまう。それだけは避けたかったんです。

中島さん:私たちもずっと、関係が切れないように無理強いはしないというスタンスで関わっていましたが、最後の最後だけは『今、連絡して!』って。

最終的に、受理されるギリギリの日にちに届け出を提出。その後も、中島さんたちは女性とはやり取りを続けました。にんしんSOS東京では、試験的に行っているベビーグッズを集めて贈る取り組みがあり、彼女にもグッズを送ったところ、お礼に赤ちゃんの写真が届いたのだそうです。

中島さん:グッズと一緒に、みんなで寄せ書きを書いたりもしました。そうやって誰かに支えられた記憶、見ず知らずの人からも助けてもらった記憶って、その後の子育てにもつながると思います。実際に、『支援を受けることができた恩返しを、いつか私が誰かをサポートするというかたちで返したい』と言ってくださる女性もいるんですよ。お役に立ててくださいと寄付をしてくださった当事者の方もいらっしゃいます。

最初は自己否定や後悔の言葉が多かった女性が、相談を重ねるうちに、未来へ向けての決意や周囲への感謝を口にすることが増えるということがあるといいます。

伊東さん:中絶を決めた女性が、『一生この選択が良かったと言える日は来ないけれど、こういう選択をしたからには、これを背負って、この子のことを忘れずに生きていくのが自分にできる精一杯だと思う』と発言されたこともありました。

「社会的な産みどき」が狭い現代

【写真】明るい表情で話すいとうさん

少子化が大きな社会問題となる一方で、思いがけない妊娠に悩む女性が多いという現実。この背景には、どのような問題があるのでしょう。中島さんと伊東さんは、性教育の不充分さや、社会制度の不備などさまざまな指摘をしつつ、「世の中の価値観」についても変えていく必要があると言います。

中島さん:生物学的な産みどきは、生理が定期的に来るようになった10代後半から30代中盤まで20年間だと考えても、社会的な産みどきは非常に狭いのではないでしょうか。10年前より今のほうがもっと狭いのではないかというぐらい、こじ開けないとない。

学生のうちや、就職してすぐの妊娠は社会から非難される傾向すらある現状。さらにキャリアや経済的な事情を考えるうちに、産みどきを逃すという話は珍しくありません。

伊東さん:私は学生に講義を行うこともあるのですが、女子学生たちが『目指したい女性がいない』っていう発言をするんですね。『結局キャリアウーマンは幸せな結婚をしていないか、子どもを産んでいないか、何かがない』って。それを聞いていると、いろいろ考えるところがあるのですが、一つは何が幸せなのかの価値観がすごく狭いのでは?と思います。結婚しても子どもがいないと幸せじゃないとか、旦那さんのほうが年収が多くなければとか、年収がいくらないと子どもを育てられないとか……。そういう社会的な思い込みにがんじがらめになっている人が多いのかもしれないと。

伊東さんは、海外でこんな経験があるそうです。

伊東さん:デンマークは性にリベラルな国と言われていますけれど、実際に私も3週間滞在しただけでいろんな人を見ました。レズビアンのカップルが同じ日にドナーから精子提供を受けて出産したとか、恋愛のパートナーと子育てのためのパートナーを別にしようと割り切って、ゲイの男性と親になる契約を結んで子どもをつくった女性とか。そうやっていろんな家庭像があっていいですよね。東京は日本の中でも比較的国際的なので、東京発信でできることはあるんじゃないかなと思います。

中島さんは、これからの未来が変わることに希望を持っている、と言います。

中島さん:妊娠を自分でコントロールできると思うこと自体、エゴだと思うんですよ。妊娠によって手放さなければならないものがあったとしても、そのこと自体が不幸せではなく、手放しても幸せ、満たされているとか。そういう多様な生き方だったり、多様なカップル像というのは日本でもこれから出てくると思います。日本も変われますよね。LGBTの話を今はみんな知っているし、小中学校でも講演のチラシが配られたりしていますから。

個人・行政・企業からの支援を

【写真】お互いをみて微笑み合うなかじまさんといとうさん
こういった活動が民間で起ちあがったとき、気になるのは資金面のこと。にんしんSOS東京では、相談者からの相談は無料で受け付けています。でも、運営をボランティアで続けるのは限界があります。今後も活動を続けていくために、お金の問題はどのように対処しているのでしょう。

にんしんSOS東京の場合、まずクラウドファンディングで集まった資金を元手に活動をスタート。その後、日本財団に助成金を申請し、今年の4月からはこれが認められました。今後は資金面について、3つの方針を考えていると言います。

1つは個人からの支援。個人からの支援を募りやすくするためには、寄付金が税金の控除対象となる公益法人となることが望ましいかたち。そのために、公益法人化を目指します。

2つ目は行政からの支援。活動実績を認めてもらうことで、行政から予算を受けられることを目指しています。

3つ目は企業からの支援。伊東さんがビジネス面でつながっている企業との交流や勉強会を通して、活動を知ってもらうことを目指しています。

「ゴムが破れちゃった」男子高生からの相談も

最後にお二人から聞いたのは、全体の16%は男性からの相談という話でした。

中島さん:彼女が妊娠したけれど、タイミングからして自分の子ではないのでは……という相談が来ることがあります。確かに、そういう風に悩んでいる男性が相談できる窓口も現在は少ないんですよね。

伊東さん:男子高校生から、『これからセックスするけれど、避妊はどうすればいいですか?』とか、『コンドームをつけていたけれど破れてしまった。どうすればいいですか?』という相談もあります。

中島さん:きちんと教えると男の子も安心するようで、相談のリピーターになってくれる子もいるんですよ。

女性はもちろん男性に対しても、大人にも子どもにも窓口をオープンにするにんしんSOS東京。団体が掲げる「どんな相談も否定しない」というスタンスには、「どんな厳しい状況に置かれていても、人は納得のいく選択を選んでいくことで変われる力がある」ことを信じる気持ちがあるのだと感じました。

【写真】笑顔のなかじまさんといとうさんとライター

これからの課題は、その存在がもっと広く知られるようになること。問題を抱えている人たちが、とっさのときに思い出せる窓口になることが目標といいます。

本来、性は隠すものではなく、大人から子どもへきちんと教えていくべきもの。にんしんSOS東京の活動は、これまで「当たり前」と思っていた社会のあり方や教育、福祉について、変えていく意味があることを教えてくれるものでした。

関連情報:
にんしんSOS東京 ホームページ
電話番号:03-4285-9870

(写真/馬場加奈子)