【写真】スタイリッシュなパーソナルモビリティが並び、洗練された雰囲気が流れる。

丸みを帯びたスタイリッシュだけれどかわいらしいフォルム、ピンクやブルーなどカラフルなバリエーション。これは、移動に不安を抱えるひとのためにつくられた、パーソナルモビリティなんです!

社会には、高齢者や足が不自由な方など、すぐ近くのコンビニですら、歩いて行くことに社会的な不安や物理的なリスクを感じている人がいます。

たとえば、後期高齢者(75歳以上)のなんと半数をこえる人々が、500メートルを超えて歩くことに困難を感じているのだそう(国土交通省 都市局「都市における人の動き(平成22年)」)。

そんな人たちの暮らしを変えようとパーソナルモビリティを販売してきたWHILLが、2017年4月、新モデルの予約をスタート!初号機モデルの機能を継承し、新機能を搭載しながらも、手に取りやすい価格を実現した「WHILL Model C(ウィル モデルシー)」をご紹介します。

スタイリッシュな電動車いすを開発するWHILLとは?

【写真】画面中心に大きく佇むパーソナルモビリティ。

WHILLは「すべての方の移動を楽しくスマートに」をミッションに掲げ、機能的で美しいデザインのパーソナルモビリティを提案してきた企業です。

その初号機モデル「WHILL Model A」は、乗りたい!と思わず感じてしまうスタイリッシュなデザインに、直感的に操作しやすい使いやすさを兼ね備えた、まったく新しいパーソナルモビリティ。

行きたい方向にコントローラーを傾けるだけで移動できる操作性や、その場で回転できるコンパクトな車体、iPhoneとBluetoothで接続して細かい速度が調整できる気遣いなどが話題となり、日米で約1,000台発売され、2015年にグッドデザイン賞を受賞するなど、国内外で高い評価を受けてきました。

暮らしを楽しくする“クルマ”?

【写真】型違いのパーソナルモビリティが2つ並ぶ。

外に出る、友達に会う、季節の変化に気づく、夕飯のおかずを買いに行く。移動にためらいを抱く人たちは、そんな当たり前のことにも困難を感じてしまいます。

そこで誰もが当たり前の日常を快適に過ごしてほしいという想いから、日常の暮らしを徹底的に考え、更に手に取りやすい価格で生まれたのがWHILLの新モデル「WHILL Model C」です。

「二人分の夕飯のおかずを買うにはこれくらいのカゴがあると便利だな。」「簡単に車に乗せて、もっと遠くに行けたら良いな。」「自分にあった色が選べたら、外に出るのももっと楽しいだろうな。」

WHILL Model Cには、こうした様々な願いを実現する最新のテクノロジーとアイデアが詰め込まれています。

開発の背景にあるのは、増加する後期高齢者(75歳以上)。その人数は現在1,721万人で、日本の総人口の13.6%を占めます。歩行や車移動の機能を代替するパーソナルモビリティの必要性は、年々増してきているといえるのです。

分解機能やカラーバリエーションも!WHILL Model Cの新たな特徴とは?

【写真】WHILL Model Cを実際に分解している様子が写されている。

WHILL Model Cは、2015年グッドデザイン賞を受賞したWHILL Model Aのデザイン性や走行性能を受け継ぎながら、更なる機能を追加しています。その具体的な機能は、どのようなものなのでしょうか。

WHILL Model Cでは、オムニホイールという、24個の小さなタイヤが集まって一つのタイヤを形成。これらのタイヤが一つ一つ回転することで、回転半径76cmという小回りを実現しています。更に、5cmの段差でも乗り越え可能に。これなら、多少の段差があることも恐れずに外出できそうです。

また、足元には20リットルの大容量かごを装備。買い物の不安も解消しました。加えて、WHILL Model Aにはなかったカラーバリエーションが追加!ライフスタイルや好みに合わせて、ホワイト、グレイ、ブラック、ブルー、ピンク、ゴールドのカラーが用意されています。

なにより特徴的なのが、今回追加された分解機能!車で家族旅行する場合、移動に困難を抱える高齢者の方はパーソナルモビリティを車に載せていけないため、家でお留守番、というケースがありました。

しかし、分解できれば、週末の買い物、家族の旅行でも、車で一緒に遠くに出かけることができます。WHILLの「もっと遠くに、自由にでかけてほしい」という想いが強く伝わってくる機能です。

坂道でも自動ブレーキ。安全性に配慮されたWHILL Model C

【写真】WHILL Model Cの手元にあるコントローラー。シンプルで使いやすいを感じる。

もちろん、安全性にも高い配慮がなされています。例えば、坂道でも安全に走行できるよう、手を離せば坂道でも自動でブレーキがかかるようになっています。また、横に傾斜した道でも、左右のモーターを制御して、まっすぐ走ることができるのだとか。

またスマートフォンとBluetoothで接続することで、細かい速度や加減速度の設定も可能。急な上り坂を感知して音声案内をしてくれたり、簡単操作でワイヤレスキーを操作できたりと、使う側の視点に立つ温かい機能が満載です。

WHILL Model Cのある暮らし。

こうした高度な機能を搭載しているにも関わらず、WHILL Model Cは、WHILL Model Aからの大幅な値下げを実現。できるだけ多くの人に届けたいとの願いがこめられた、使う人の立場で開発された日常に寄り添うクルマだということが、機能を見ているとありありと伝わってきます。

WHILL Model Cの紹介ページに、こんな一文があります。

私たちが提案したいのはWHILL Model Cという乗り物ではなく、 WHILL Model Cのある暮らしです。

移動に困難を抱える人の「暮らし」を変える。WHILLの想いが実現された「WHILL Model C」は、2017年4月13日よりウェブサイトにて予約販売をスタート、6月より出荷が開始されるとのこと。ご興味のある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

関連情報
WHILL Model C 公式ホームページ