あなたは身近な人と、心地よく“親密な関係性”を築けていますか?

家族、学校、仕事、地域、共通の趣味や関心事など、わたしたちはいくつかのコミュニティを横断しながら、他者と関わっています。

その中でも特に身近な相手、例えば家族やパートナー、友人、会社の上司部下など、生活や仕事の時間を共に過ごす人に、本音で話し合う機会はどれぐらいあるでしょうか。

自分にとって大切な相手に本当の気持ちや違和感を伝えたことによって、関係性がぎくしゃくしたり、「わかりあえない」と感じてしまうこともあるかもしれません。でも逆に、勇気を持って伝えたことを受け入れてもらえたり、「気持ちをわかって欲しかったんだ」お互いが求めていることがわかったり、新たな関係性が始まりこれまでより良好なコミュニケーションができるようになったり、といい変化が起こることもあります。

リアルやオンラインといった形態を問わず、様々なコミュニティを行き来できる社会において、深い関係構築をしなくても、生活はできるかもしれません。

それでも、私たちは人とのつながりの中で生きています。例え衝突が起こっても、新たな関係構築や気付き等、一人ひとりが可能性を信じて人と向き合っていけたら、社会全体の「人との関わり」も、ポジティブな変化が生まれるのではないでしょうか。

一方、外出が減って家の中で過ごすことが増えた今、家族やパートナーの思わぬ一面が見えたり、息苦しさを感じたりといった、「親密」な相手との関係性の中にも、また新たな変化が起こる場合があります。

さらにこの数ヶ月、オンラインでの関係構築、コミュニケーション方法やサービスも増えていきました。こうしたコミュニケーションの変化は、私たちの他者との関係性にどんな影響をおよぼすのでしょうか。

コミュニケーションの仕方、身近な相手との距離感も変わる中で、あらためて「人と親密な関係を築く」ことについて考えてみたいと思います。


ゲストは十文字学園女子大学准教授であり、臨床心理士の東畑開人さん。京都大学の大学院で教育学と心理学を学んだ後、臨床心理士として活動する傍ら、「心の治療とは何か」を様々な角度から研究してきました。

人と人とのコミュニケーション、対話や居場所づくり、心のケアやセラピーに関心がある方、関係性についてゆっくり考えてみたい方はぜひご参加ください。

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【日時】
2020年6月26日(金)19時00分〜21時00分(開場18時45分)

【会場】
当日使用するツールはZOOMというオンライン会議ツールを予定しています
https://zoom.us/

※お申込みいただいた方には後ほど当日のURLをお送りさせていただきます。

※当日のご質問について。本イベントは、zoomのウェビナー機能を使って、ゲストとのトークセッションの模様を配信いたします。みなさまからのご質問は随時zoomのチャット機能で受付を行いますので、お気軽に質問や感想を投稿ください。

【参加費】
・学生1,500円  (10枚)
・一般早割1,500円(10枚)
・一般2,000円  (80枚)

※学割チケットは、25歳以下の学生の方が対象となります。

【お申し込み】
チケット購入はこちらから

※クレジットカードだけでなく、コンビニやATMでのお振込みもご利用いただけます。
※お申し込み後のキャンセル、及び返金はお受けいたしかねます。ご了承ください。
※領収書がご入用の方は決済サイトよりダウンロード可能です。

【定員】
100名
(学生10枚/一般早割10枚/一般80枚)

【トークゲスト】
東畑開人(臨床心理士)

【司会進行】
工藤瑞穂(NPO法人soar代表理事、ウェブメディア「soar」編集長)

【プログラム】
・soarの活動紹介
・ゲストによるトークセッション

【soarについて】
「soar(ソアー)」は、 人の持つ可能性が広がる瞬間を捉え、伝えていく活動です。様々なかたちで発信していくことで、同じ願いを持つ人たちが集う場を生み出します。誰もが自分の持つ可能性を活かして生きていける未来を願って。 http://soar-world.com

【主催】
soar
 https://soar-world.com/

【お問い合わせ】
event@soar-world.com

※視覚障害や聴覚障害をお持ちの方、参加する上で心配ごとがある方は、当日スタッフができる限りのサポートをさせていただきますので、遠慮なくご相談ください。

 

【登壇者プロフィール】

東畑 開人 (とうはたかいと)
臨床心理士、十文字学園女子大学准教授、白金高輪カウンセリングルーム

1983年東京生まれ。専門は、臨床心理学・精神分析・医療人類学。京都大学教育学部卒、京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。沖縄の精神科クリニックでの勤務を経て、現在、十文字学園女子大学准教授。「白金高輪カウンセリングルーム」開業。博士(教育学)・臨床心理士。著書に『野の医者は笑う―心の治療とは何か』(誠信書房2015)『日本のありふれた心理療法―ローカルな日常臨床のための心理学と医療人類学』(誠信書房2017)「居るのはつらいよ―ケアとセラピーについての覚書」(医学書院 2019)など。訳書にDavies『心理療法家の人類学―心の専門家はいかにして作られるのか』(誠信書房 2018)。2019年、『居るのはつらいよ』で大佛次郎論壇賞受賞、紀伊国屋じんぶん大賞受賞。

【司会】
工藤瑞穂(くどうみずほ)
NPO法人soar代表理事・ウェブメディア「soar」編集長

1984年青森県生まれ。宮城教育大学卒。仙台の日本赤十字社で勤務中、東日本大震災を経験。震災後、仙台で音楽・ダンスと社会課題についての学びと対話の場を融合したチャリティーイベントを多数開催。地域の課題に楽しく取り組みながらコミュニティを形成していくため、お寺、神社、幼稚園など街にある資源を生かしながら様々なフェスティバルを地域住民とともにつくる。2015年12月より、社会的マイノリティの人々の可能性を広げる活動に焦点を当てたメディア「soar」をオープン。2017年1月に「NPO法人soar」を設立。様々なアプローチで、全ての人が自分の持つ可能性を発揮して生きていける未来づくりを目指す。

soar https://soar-world.com/