あなたにとって”かぞく”はどんな存在ですか?

血のつながりがある親やきょうだいを思い出す方もいれば、血のつながりがなくても自分を支えてくれる大切な人を思い出す方もいるでしょう。また、自身が家族との関係に悩んだり、これから家族を築いていくうえで不安を抱いている人もいるかもしれません。

今の日本には、様々な理由で家族との信頼関係が築けなかったり、親と一緒に暮らすことができない子どもたちがいます。彼らは、子どもたちを社会の責任で公的に育てる「社会的養育(養護)」のもとに、乳児院や児童養護施設で暮らしたり、ファミリーホームや里親のもとで育てられたりします。

社会的養育や里親という制度は身近に感じづらい方もいるかもしれません。ですが、家族と暮らせない、関係性がうまく築けないという状況は、どんな家族にでも共通するストーリーを含んでいます。

どんな子どもたちも大人との信頼関係を築き、愛情に包まれて暮らせる”かぞく”のかたちについて考えたい。

そう考えたわたしたちは、この夏より認定NPO法人SOS子どもの村JAPANとともに、里親や養子縁組、または施設のもとで育ったユース、子どもたちとの現場ではたらく人たちのインタビュー等を通し、子どもたちにとってより望ましい「”かぞく”のあり方」とは何か、読者のみなさんと一緒に考えていく企画を展開していきます。

この企画のキックオフイベントとして、今回は”かぞく”のあり方や社会的養育、里親について考えるイベントを開催します。

SOS子どもの村JAPANは、「すべての子どもに愛ある家庭を〜a loving home for every child」 をスローガンに、生みの親と暮らすことができない子どもたちを里親制度を利用した新たな家庭環境 「子どもの村」で養育する活動や、相談事業などを通し、困難を抱えた子どもとその家族を支える活動に取り組んでいます。

前半は、SOS子どもの村JAPANから理事の田北雅裕さん、事務局の藤本正明さんをお招きし、子どもの村の活動内容や社会的養育のいま、そして子どもの村の考える「かぞく」についてお伺いしたいと思います。

後半には、2万組の親子に出会い、様々な家族や親子のカウンセリングを行ってきたファミリー心理カウンセラーのよしおかゆうみさんをゲストとしてお招きします。生みの親と暮らせない子どもたちを一定期間引き受け、育ててきた経験もあるゆうみさんから、どんな思いでこれまで子どもに関わってきたのか、また”かぞく”についての考えをお聞きしたいと思います。

社会全体で子どもを育てていくことに関心のある方、里親や養子縁組などに関心がある方、かぞくについて考えてみたいという方は、ぜひご参加をお待ちしています!

もう一つの”かぞく”のかたち〜社会的養育や里親について考えよう

【日時】2017年8月23日(水曜日)19時00分〜21時30分(開場18時30分)

【場所】SHIBAURA HOUSE 1階フロア

【参加費】
一般:1,500円(1ドリンク)
soarサポーター会員価格:1,000円(1ドリンク)
チケットの購入はこちらから

※クレジットカードだけでなく、コンビニやATMでのお振込みもご利用いただけます。

※「参加したいけれど、病気や障害、心の不調、現在の環境が理由で就労が難しく経済的にきびしい」など理由のある方は、5名様限定で参加費の減額や無料参加とさせていただきますので、お気軽にご連絡ください。

お問い合わせ:hello@soar-world.com

【定員】50名

【トークゲスト】

田北雅裕さん(認定NPO法人SOS子どもの村JAPAN理事、九州大学 専任講師)

藤本正明さん(認定NPO法人SOS子どもの村JAPAN事務局長補佐)

よしおかゆうみさん(ファミリー心理カウンセラー)

【モデレーター】

工藤瑞穂(NPO法人soar代表理事・ウェブメディア「soar」編集長)

【プログラム】

・soar プロジェクト説明(工藤瑞穂)
・ゲストトーク①田北 雅裕さん、藤本正明さん
・ゲストトーク②よしおかゆうみさん

【主催】

soar https://soar-world.com/
お問い合わせ hello@soar-world.com

【会場】 SHIBAURA HOUSE

http://www.shibaurahouse.jp/

〒108-0023 東京都港区芝浦3丁目15番地4号

・アクセス
JR 田町駅芝浦口より徒歩7分 都営三田線・浅草線 三田駅A4出口より徒歩10分

※駅からの移動にサポートが必要な方はスタッフがお手伝いしますので、お問い合わせアドレスへご連絡ください。

※視覚または聴覚障害に障害があり、コミュニケーションにサポートが必要な方は、イベント中スタッフがお手伝いさせていただくことも可能です。事前にお問い合わせアドレスへご連絡いただくか、当日受付にてお申し出ください。

※会場はスペースを広くとっております。また、多目的トイレが整備されております。車椅子の方も気兼ねなくお越しください。

※保育のサポートはありませんが、お子様連れの方も大歓迎です。

【ゲストプロフィール】

*田北雅裕

SOS子どもの村JAPAN 理事・九州大学大学院人間環境学研究院 専任講師。
2000年、デザイン活動triviaを開始。以降、まちづくりという切り口から様々なプロジェクトに携わる。2009年、九州大学に着任。現在は、教育学部で教鞭をとる傍ら、SOS子どもの村JAPAN コミュニケーション部ディレクター、福岡市里親委託等推進委員、(株)ALBUSディレクターなどを務め、里親普及をはじめとした子どもの福祉に関する課題をデザインで解決していく実践に取り組んでいる。著書(共著)に「クリエイティブ・コミュニティ・デザイン / フィルムアート社」。 http://trivia.gr.jp

*藤本正明

1966年東京出身 2011年 22年間勤務した企業を退職し福岡へ移住 2013年 SOS子どもの村JAPAN 入職 現、事務局長補佐 里親経験あり

【認定NPO法人 SOS子どもの村JAPAN】

“a loving home for every child” をスローガンに、生みの親と暮らすことができない子どもたちを新たな家庭環境 “子どもの村” で養育する活動や、相談事業などを通し、困難を抱えた子どもとその家族を支える活動に取り組んでいます。

http://www.sosjapan.org/

*よしおかゆうみ

◉ 株式会社プライム・ヒル 人材育成部門取締役

保育・教育関連講師

ファミリー心理カウンセラー

プリマリタル・カップルカウンセラー

http://www.happymagic.jp

◉ 一般社団法人アジアジュニアゴルフ協会

思春期アスリートメンタルスクール主宰

http://www.ajga.jp

◉ 任意団体 asobi基地

顧問・アドバイザー

http://asobikichi.jp

専門は乳幼児保育、児童・発達心理学。幼稚園1級・保育士免許所持。長年東京都の幼児教育に携わる傍ら「乳幼児期と思春期~青年期との連続性」について学びを深め「自己表現と友達関係」などの実践研究に取り組む。カウンセリングについて学びを深めたのち、都内思春期メンタルクリニックの現場での研修を経て独立。また、夫が主宰するジュニアゴルフチームの運営にメンタルサポーターとして関わり、小学生から高校生まで、主に思春期の選手たちと国内外のキャンプで寝食を共にしている。

最初の夫を病気で亡くし、再婚。実子はいないが、これまでに事情のある子どもたちを一定期間引き受けて育て、自分たち夫婦の子どもとして姉妹を育てた。

また、これまで 2 万組の親子・カップルに出会い、現代の結婚や子育ての難しさを目の当たりにしてきた。多くの子どもたちと関わって得た経験を生かし、保育園・幼稚園・学校・企業などでパートナーシップや子育てについての講演やワークショップにも力を注いでいる。

https://soar-world.com/2016/09/23/yumiyoshioka/


*工藤瑞穂

「soar」代表・編集長。

1984年青森県生まれ。宮城教育大学卒、青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラム修了。仙台の日本赤十字社で勤務中、東日本大震災を経験。震災後、「小さくても、わたしはわたしにできることを」をコンセプトに、仙台で音楽・ダンス・アート・フードと社会課題についての学びと対話の場を融合したチャリティーイベントを多数開催。地域の課題に楽しく取り組みながらコミュニティを形成していくため、お寺、神社、幼稚園など街にある資源を生かしながら様々なフェスティバルを地域住民とともにつくる。2015年12月より、社会的マイノリティの人々の可能性を広げる活動に焦点を当てたメディア「soar」をオープン。イベント開催、リサーチプロジェクトなど様々なアプローチで、全ての人が自分の持つ可能性を発揮して生きていける未来づくりを目指している。

https://soar-world.com/