こんにちは、soar事務局スタッフの河野です。

ともに暮らしたり、人生のなかで深いかかわりを重ねていく「かぞく」。私にとっては自分の人生をここまで支えてくれた、いざという時に相談したり助け合える、とても頼りになる存在です。

その一方で、ぶつかったり離れることを選んだり、コミュニケーションや対話に悩んだ経験がある人は、多いのではないでしょうか。

私自身も、時には関わり方に戸惑ったり、介護や病気など思いがけない出来事でかぞく間の感情が揺らぐ状況になったりと、かぞくとどのようにコミュニケーションを図ろうか試行錯誤してきました。

また、どんなに仲が良い友人でも信頼する仕事仲間でも、そして「かぞく」に対しても、今この瞬間にどのぐらいの関係性がお互いにとって安心するのか、言葉や態度による関わりが行き過ぎてしまわないかなどといった「人との距離感」は常に思い巡らせています。

そんなときに、約2年前に公開した家族カウンセラーのよしおかゆうみさんへのインタビュー記事が今も多くの方に検索から読まれていると聞いて、とても印象的でした。

「変わってほしい」相手への期待を手放すことが、関係性をよくする第一歩。家族やパートナーとのコミュニケーションを考える

取材当時も「近しい存在である家族と、どのように日々のコミュニケーションや対話を重ねていけばいいのか」という問いを持ち、編集部スタッフとライターが自分たちの考えていることや悩みなどをもってよしおかさんに話を聞きにいった経緯があります。

こちらの記事は、こんな言葉で検索されています。

「辛い 時に 支えてくれない旦那」「自分ばかり我慢 家族」「嫁に期待してないと 言 われ た」「支え あえない 夫婦」「相手に期待しない 夫婦」

これは、多くの人がかぞくに期待したい、また期待に応えられる自分でありたいけれど、その関係性について悩んでいることの現れのように思います。

自分自身も、また周囲を見渡しても、ライフステージの変化とともに、かぞくの関係性も変わっていくもの。その時々でどうやって自分の思いや考えを伝えるかは悩むし、もしかしたら思い切り感情をぶつけ合うこともあるかもしれない。

関係をよくしたい一心で、どうかぞくに自分の思いを伝えたらよいのかを考え実践を続けてきた今では、これまで自分がかぞくに向けてきた言葉や態度は、もしかしたら自分の願いや希望、他者とともにありたい自分の姿の投影なのかもしれないと思うようになりました。

今回のイベントでは、よしおかゆうみさんをゲストに迎え、一緒に「かぞくのコミュニケーションと対話」について考え、よしおかさんの経験や事例から育まれた気づきなどを伺いたいと思っています。

合わせて、ゲストトークの前後にワークショップを実施します。参加者それぞれが家族について感じていることを共有したり、気になる事柄や話したいテーマを語り合う時間を設ける予定です。

この場に参加するみなさんが、「かぞく」を基点に「こうしたい」という願いや「こうありたい」といった自分らしいありかたを考えるきっかけにできたら嬉しく思います。


開催概要

<日時>
2022年10月14日(金)19時〜21時30分

<会場>
オンライン
当日は
ZOOMの使用を予定しています。
※お申し込みいただいた方には別途当日のURLをお送りさせていただきます。
※パソコンやタブレット、スマートフォンのビデオカメラとマイクを使用します。

<参加費>
・一般早割:1,500円 ※先着10名まで
・一般:2,000円
・学生割引:1,500円 

※学生割引チケットは、25歳以下の学生の方が対象となります。

<定員>
30名

<お申し込み>
下記URLよりお申し込みください。
https://event20221014.peatix.com/

*お申込み後のキャンセル、および返金はお受けしかねますので何卒ご了承ください。
*領収書がご入用の方は、決済サイトよりダウンロードが可能です。

<タイムスケジュール>
19:00-19:15 イントロダクション
19:15-19:45 グループワークショップ①
「かぞくについて、感じていることを共有」
19:45-20:20 ゲストトーク よしおかゆうみさん
20:20-20:50 グループワークショップ②「対話の時間」
参加者の皆さんが話したいこと、気になることを共有し、テーマを1つ決めて、対話を行う予定です。
20:50-21:15 全体での感想共有、ゲストからのコメントなど
21:15-21:25 クロージング
21:30終了予定

※タイムスケジュール、内容は変更する可能性があります

<イベントの参加方法について>
・当日のZOOMでは、音声のみまたは視聴のみの参加も可能です。(視聴のみの方も便宜的にワークショップのグループに振り分けさせていただきますが、ワークショップはご都合に応じてご参加ください。視聴のみでももちろん構いません。)
申し込み時に参加方法の目安をお伺いしておりますので、お知らせください。

・ワークショップの時間は、参加者とスタッフでグループに分かれてお話をしていただき、都度全体で共有いただく予定です。

※視覚障害や聴覚障害のある方、参加する上で心配ごとがある方は、当日スタッフができる限りのサポートをさせていただきますので、遠慮なくご相談ください。

<登壇者プロフィール>

◎よしおかゆうみ
株式会社プライム・ヒル 
 家庭教育学級・保育教育研修講師
 10代・カップル・家族専門カウンセリング
一般社団法人 日本結婚カウンセリング協会 
 理事・講師・プリマリタルカウンセラー
一般社団法人アジアジュニアゴルフ協会 
 メンタルスクール主宰
 思春期アスリートメンタルサポーター
東京ガレージ 代表
任意団体 asobi基地 顧問
トークゲストのよしおかゆうみさんの写真
長年東京都の幼児教育に携わりながら「乳幼児期と思春期~青年期との連続性」についての経年研究に取り組む。その後、心理学を学び直し、都内思春期メンタルクリニックの現場での研修を経て独立。これまで多くの子どもたち、2万組以上の親子・カップルに寄り添い、現代の結婚や子育ての難しさ、社会情勢の変化による影響を目の当たりにしてきた。これまでの経験を生かし、保育園・幼稚園・学校・企業などでパートナーシップや子育て、コミュニケーションについての講演やワークショップにも力を注いでいる。仕事の傍ら、主に小学生から大学生を対象とした「東京ガレージ」、親子のコミュニティ「asobi基地」を運営し、他分野の専門家仲間とともに活動を続けている。

<司会>
◎工藤瑞穂
NPO法人soar代表理事・ウェブメディア「soar」編集長
イベント司会進行、soar代表理事工藤の写真
1984年青森県生まれ。宮城教育大学卒。仙台の日本赤十字社で勤務中、東日本大震災を経験。震災後、仙台で音楽・ダンスと社会課題についての学びと対話の場を融合したチャリティーイベントを多数開催。地域の課題に楽しく取り組みながらコミュニティを形成していくため、お寺、神社、幼稚園など街にある資源を生かしながら様々なフェスティバルを地域住民とともにつくる。2015年12月より、人の可能性を広げる活動に焦点を当てたメディア「soar」をオープン。2017年1月に「NPO法人soar」を設立。様々なアプローチで、全ての人が自分の持つ可能性を発揮して生きていける未来づくりを目指す。

soar https://soar-world.com/


<ワークショップ・ファシリテーター>
◎松本綾香
NPO法人soar 編集部スタッフ
ワークショップファシリテーター、soar編集部スタッフ松本
1991年生まれ。千葉県出身。大学でダイバーシティマネジメントを学ぶ。卒業後はIT系の会社にてSEとして勤務し、海外システム運用に携わる。2017年4月からsoarに参画。現在は編集部・事務局にて企画、ライティング・編集、リサーチ、イベント運営などを行う。
関心分野は、企業のダイバーシティ、多文化理解、移民、発達障害、移住、食、アートなど。

◎小野寺涼子
NPO法人soar 編集部スタッフ
ワークショップファシリテーター、soar編集部スタッフ小野寺
1986年宮城県生まれ。約8年間看護師として病院や介護の現場で勤務した後、子育てをきっかけにライターに転身。2020年11月よりsoar編集部に所属し、企画・進行やメディア運営などに携わる。
関心分野は、社会的養護、病気、障害など。

◎河野奈保子
NPO法人soar事務局スタッフ
ワークショップファシリテーター、soar事務局スタッフ河野
1980年生まれ。武蔵野美術大学卒業。大学在学時から、地域で多世代が集う学びの場やイベント運営に関心を持ち、実践と研究を重ねる。都内の市民活動支援センター、NPOグリーンズを経てsoar事務局へ。現在はsoarの他に武蔵野美術大学通信教育課程の非常勤講師として活動。関心分野はソーシャルデザイン、コミュニケーションデザイン全般。

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event [at*@] soar-world.com