MUKU×BrailleNeue×soarの共催で「人と人のコミュニケーションを生むデザイン」をテーマにトークイベントを開催します。

私たちは日々、多くの人とコミュニケーションをとりながら生活をしています。

ほとんどは共通点のある人との関係性に限られていて、国籍、年齢、性別、職業、障害の有無など、自分と違う立場にいる人とのコミュニケーションの機会はきっと少ないはず。

でも今、デザインの力で新しいプロダクトを生み出し、人と人のあいだに無意識に生まれている“コミュニケーションの断絶”という課題を解消するような活動がどんどんと生まれています。デザインを用いることで、障害のある人や高齢者など、今までコミュニケーションをとることがなかったコミュニティに属している人たち同士を繋げることができるのです。

また、プロダクト自体のデザイン性や先進性によって、今までマイノリティな立場にある人や社会課題に関心を持つことがなかった人たちにアプローチすることもできます。

MUKU」は障害のある人のアートを用いた魅力的なプロダクトづくりで、「BrailleNeue」は目の見える人も見えない人も同じ文字が読めるデザイン性の高い点字で、そのチャレンジをしてきました。そしてsoarは、そういった困難を抱えるひとをサポートすると同時に、社会に新しいコミュニケーションを生み出す先進的な事例をメディアで紹介しています。

このようにデザインを用いて新しい価値観を浸透させていくことは、“社会的マイノリティ”を含む全てのひとの相互理解を含め、誰もが生きやすい社会をつくっていくことにつながるでしょう。

デザインの力を活かしたプロダクトをつくることで、今まで接点を持っていなかった人同士をつないだり、多様な人が関わるコミュニティを生み出している人たちは、どんなことを大切にしているのでしょうか?

今回は、デザインの力を用いた新しいコミュニケーションのあり方を考えていきたいと思います。

今回登壇するのは、福祉施設に所属するアーティストの作品をプロダクト化するプロジェクト、MUKUの代表を務める松田崇弥。

ボーダーのカノウセイを追求する企画・編集チームである株式会社ヘラルボニーの代表取締役社長も行なっています。

2人目は、プロダクトデザインを主な活動領域とし、墨字と点字を重ね合わせた書体「BrailleNeue」など、日常に浸透した文脈を応用し「あたらしい普通」となるデザインを模索している高橋鴻介。

企業でプランナーとして働くかたわら、発明家としても活動しています。

3人目の登壇者は、「何歳になっても好きを仕事に出来る社会」を目指し、地域のおばあちゃん達がつくる編み物ブランド「Beyond the reef」を運営する楠佳英さん。

株式会社ビヨンドザリーフ代表取締役とデザイナーを兼任。今年7月には、高齢者や女性が活躍できるアトリエ兼実店舗を横浜の日吉にオープンしています。

モデレーターを務めるのは、社会的マイノリティの人々の可能性を広げる活動に焦点を当てたメディア「soar」を運営するNPO法人soar代表の工藤瑞穂。

イベント開催、リサーチプロジェクトなど様々なアプローチで、全ての人が自分の持つ可能性を発揮して生きていける未来づくりを目指しています。

デザインやプロダクトが生み出す新しいコミュニケーションのあり方、そこから生まれる新しいコミュニティ、人の可能性が開いていくデザインやプロダクトに関心がある方、社会課題を解決する事業づくり等に関心のある方は、ぜひご参加ください!

MUKU×BrailleNeue×soarの共催!「人と人のコミュニケーションを生むデザイン」

【日程】2018年8月28日火曜日 19時00分〜21時30分(開場18時30分)

【参加費】
一般:1,500円
早割:1,200円(限定20枚)
学生:1,200円

チケットの購入はこちらから

※クレジットカードだけでなく、コンビニやATMでのお振込みもご利用いただけます。

※お申し込み後のキャンセル、及び返金はお受けいたしかねます。ご了承ください。

※領収書がご入用の方は、イベント当日に受付でお申し付けください。

※「参加したいけれど、病気や障害、心の不調、現在の環境が理由で就労が難しく経済的にきびしい」など理由のある方は、5名様限定で参加費の減額や無料参加とさせていただきますので、お気軽にご連絡ください。

お問い合わせ:event@soar-world.com

【定員】80名

【場所】100BANCH〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3丁目27番地1号

http://100banch.com/about/access-contact/

JR渋谷駅新南口から徒歩約2分

※入り口から3階までの移動は階段ですが、別入り口にエレベーターもございます。
スタッフがご案内いたしますので、問い合わせアドレスにご連絡ください。

※大変申しわけありませんが、会場に多目的トイレはございません。ご了承ください。

※視覚、聴覚障害のある方は、スタッフがサポートします。問い合わせアドレスにご連絡ください。

※保育のサポートはありませんが、お子さん連れの方も大歓迎です。

※駅からの移動にサポートが必要な方はスタッフがお手伝いしますので、お問い合わせアドレスへご連絡ください。

連絡先:event@soar-world.com

【登壇者】
松田崇弥さん(株式会社ヘラルボニー代表取締役社長、MUKU代表)
高橋鴻介さん(BrailleNeue開発者/デザイナー、発明家)
楠佳英さん(株式会社ビヨンドザリーフ 代表取締役兼デザイナー)
工藤瑞穂(NPO法人soar代表理事)

【プログラム】
・それぞれの活動紹介
・登壇者によるトークセッション

【登壇者プロフィール】

松田崇弥

1991年5月8日生まれ。岩手県出身。双子の弟。東北芸術工科大学 企画構想学科卒。小山薫堂率いる企画会社、オレンジ・アンド・パートナーズのプランナーを経て独立。ボーダーのカノウセイを追求する企画・編集チーム、株式会社ヘラルボニー、代表取締役社長。福祉施設に所属するアーティストの作品をプロダクト化するプロジェクト、MUKUの代表を務める。

高橋鴻介

発明家/デザイナー

1993年12月9日生まれ。東京都出身。慶應義塾大学 環境情報学部卒。企業でプランナーとして働くかたわら、発明家としても活動中。プロダクトデザインを主な活動領域とし、ペットボトルのキャップ部分をネジとして再活用するプロジェクト「CAPNUT」や、墨字と点字を重ね合わせた書体「BrailleNeue」など、日常に浸透した文脈を応用し「あたらしい普通」となるデザインを模索している。
ポートフォリオ:http://kosuke.tk/

楠佳英

株式会社ビヨンドザリーフ 代表取締役兼デザイナー

学習院大学卒業。ファッション雑誌編集者&ライターを経て、2014年7月に地域のおばあちゃん達と編み物ブランド「Beyond the reef」を立ち上げ、2015年12月に法人化。自社サイトや全国百貨店で展開し、「何歳になっても好きを仕事に出来る社会」を目指して、今年7月に高齢者や女性が活躍できるアトリエ兼実店舗を横浜の日吉にオープン。2017年第6回DBJ女性新ビジネスプランコンペティションファイナリストの他、今年8月APT Women2期生としてシリコンバレー派遣企業に選出。

工藤瑞穂

NPO法人soar代表理事・ウェブメディア「soar」編集長

1984年青森県生まれ。宮城教育大学卒、青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラム修了。仙台の日本赤十字社で勤務中、東日本大震災を経験。震災後、「小さくても、わたしはわたしにできることを」をコンセプトに、仙台で音楽・ダンス・アート・フードと社会課題についての学びと対話の場を融合したチャリティーイベントを多数開催。地域の課題に楽しく取り組みながらコミュニティを形成していくため、お寺、神社、幼稚園など街にある資源を生かしながら様々なフェスティバルを地域住民とともにつくる。2015年12月より、社会的マイノリティの人々の可能性を広げる活動に焦点を当てたメディア「soar」をオープン。2017年1月に「NPO法人soar」を設立。イベント開催、リサーチプロジェクトなど様々なアプローチで、全ての人が自分の持つ可能性を発揮して生きていける未来づくりを目指している。

https://soar-world.com/