椅子に座りテレビを眺めているおじいちゃん、駆け回る子どもたち、赤ちゃんを連れて雑談しているお母さん、パソコンを開いて仕事をしている人、静かに新聞紙でゴミ箱を作るおばあちゃん。

毎日のように地域の人が集まり、それぞれが思い思いに過ごしたり、交わったりしている場所があります。

兵庫県神戸市にある「はっぴーの家ろっけん(以下、はっぴーの家)」です。

以前soarの記事でも紹介した、多世代型介護付きシェアハウスはっぴーの家。近所に住む人や子どもたちがふらっと立ち寄ったり、どこからか噂を聞きつけた人が遊びに来たりと週に200人以上が訪れる場所です。

「この場所の言葉にしづらい魅力を掬って表現したい」

そう思った私とイラストレーターのあさののいさんが、一緒にはっぴーの家を訪れ、そこで垣間見たものをお届けする。そんな連載をはじめます。

今回は第1話。はっぴーの家の雑多なぬくもりに触れて、一休みしていってくださいな。

第1話 現代版の「大家族」!介護付きシェアハウス「はっぴーの家ろっけん」の日々を覗いてきた

【マンガ】1コマ目、こうべしながたくのろっけんどう商店街を歩く人々。2コマ目、看板や張り紙のない大きな建物。3コマ目、赤ちゃんをあやす小学生とその姿を見守るおじいさん。4コマ目、おばあさんにご飯を食べさせている外国人、車椅子で寝ているおじいさん、その後ろで雑談している近所のお母さん。5コマ目、はっぴーのいえろっけんのリビングでヨガをしているお母さんたち。6コマ目、同じくリビングでアフリカンダンスを踊る子どもたち、おじいさんおばあさん。それを眺めている人もいる。ここは介護付きシェアハウス「はっーのいえろっけん」。7コマ目、飲み物を飲みながら筆者に挨拶をする代表の首藤さん、チャラそう。8コマ目、リビングでサバイバルゲームをしている子どもたち。気にせずテレビをみているおじいさん。ここのコンセプトは遠くのシンセキより近くのタニン。9コマ目、子どもたちを叱るおじいさん。毎週200人以上がはっぴーの家には訪れる。

- [ ] 【マンガ】10コマ目、なんや私が悪い言うとんのか。とイライラしていいるおばあさん。11コマ目、そんなおばあさんをはっぴーの家では、1対1の関係だけでなんとかしようとはしない。12コマ目、リビングで開催された近所の子どもの誕生日会の様子。13コマ目、卓球大会を開催を開いている様子。14コマ目、体操教室の発表会まで。そうはっぴーの家では登場人物を増やす。15コマ目、イライラしていたおばあさんが、子どもたちの様子を見てはにかんでいる。出会った人や偶然生まれた環境によって、おばあさんが求めていたことに出会える。16コマ目、幻覚が見えるおばあさんと怯える介護者。17コマ目、しかし、登場人物が多いと気にならない。あんたのうしろに人がおるで、おるおる、人だらけ。

はっぴーの家ろっけんマンガ連載:

第2話 “やっかいなおじいさん”が、愛されキャラになった理由とは?
第3話 揉め事は、”愛のある笑い話”に。はっぴーの家流の問題打開策とは?
第4話 仲良しの“他人”が集まり、ジージを「明るい葬式」で送り出したお話

関連情報:

はっぴーの家ろっけん
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マンガ制作:あさののい

【イラスト】あさののいさん本人のイラスト

1985年生まれ。千葉県出身、岡山県在住。イラストレーター。武蔵野美術大学卒業後、「ちいさなおじさん」を主題にイラスト、マンガ、アニメーションなどを制作。2014年に岡山県に移住し、岡山県での生活を描いたマンガ『こんにちは、なぎさん』、「老いと演劇」OiBokkeShiの演劇作品フライヤーのイラスト等を描く。

(マンガ/あさののい、企画・進行/木村和博)