椅子に座りテレビを眺めているおじいちゃん、駆け回る子どもたち、赤ちゃんを連れて雑談しているお母さん、パソコンを開いて仕事をしている人、静かに新聞紙でゴミ箱を作るおばあちゃん。

毎日のように地域の人が集まり、それぞれが思い思いに過ごしたり、交わったりしている場所があります。兵庫県神戸市にある「はっぴーの家ろっけん(以下、はっぴーの家)」です。

以前soarの記事でも紹介した、多世代型介護付きシェアハウスはっぴーの家。近所に住む人や子どもたちがふらっと立ち寄ったり、どこからか噂を聞きつけた人が遊びに来たりと週に200人以上が訪れる場所です。

「この場所の言葉にしづらい魅力を掬って表現したい」

そう思った私とイラストレーターのあさののいさんが、一緒にはっぴーの家を訪れ、そこで垣間見たものをお届けする連載。

今回は第2話。はっぴーの家の愛される委員さん、Kじいのお話です。

”やっかいなおじいさん”が、愛されキャラになった理由とは?【多世代型シェアハウス「はっぴーの家」②】

【マンガ】1コマ目、はっぴーのリビングに現れるKじい。2コマ目、話しかけると「実は私、もうすぐ退職するんです」と伝えてくれる。3コマ目、筆者が取材中も話しかけてくるKじい。4コマ目、退職届をはっぴーの家の代表のしゅとうさんに渡す。5コマ目、「一応は退職という形を取らせていただいて」とKじい。6コマ目、「わかりました、じゃあ、今後は役員としてよろしくお願いします」としゅとうさん。7コマ目、納得したのか、静かに去っていくKじい。8コマ目、このやりとりには長い歴史があった。数年前わいじいの親戚から困ったじーさんがいると相談。9コマ目、探してみると路上で寝ている。10コマ目、歩道と車道の間にある歩車道分離冊をつかみながら「私がみちに飛び出したら済む話」と叫ぶKじい
【マンガ】1コマ目、なんとか入所するも。子どもたちのお菓子を奪うなど揉め事を起こす。2コマ目、そんなKじい、高度経済成長期を生き抜いた仕事人だったそう。3コマ目、そこでしゅとうさんは、Kじいに「穴たをわが社の委員として正式任命します」と伝える4コマ目、それ以来がぜん紳士的なふるまいになるKじい。5コマ目、おばあさんを気遣い。6コマ目、地域の夏祭りで市長席に鎮座。7コマ目、今では、はっぴーの家の愛すべき「委員さん」として周囲を和ませている。8コマ目、ちなみに最近、Kじいは9コマ目、お気に入りのおばあさんとのお喋りに夢中。「我々はこの会社に捉われています。あなたもそうなんだろう」内容が謎。

はっぴーの家ろっけんマンガ連載:

第1話 現代版の「大家族」!介護付きシェアハウス「はっぴーの家ろっけん」の日々を覗いてきた

関連情報:

はっぴーの家ろっけん
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マンガ制作:あさののい

【イラスト】あさののいさん本人のイラスト

1985年生まれ。千葉県出身、岡山県在住。イラストレーター。武蔵野美術大学卒業後、「ちいさなおじさん」を主題にイラスト、マンガ、アニメーションなどを制作。2014年に岡山県に移住し、岡山県での生活を描いたマンガ『こんにちは、なぎさん』、「老いと演劇」OiBokkeShiの演劇作品フライヤーのイラスト等を描く。

(企画・進行/木村和博)