椅子に座りテレビを眺めているおじいちゃん、駆け回る子どもたち、赤ちゃんを連れて雑談しているお母さん、パソコンを開いて仕事をしている人、静かに新聞紙でゴミ箱を作るおばあちゃん。 毎日のように地域の人が集まり、それぞれが思い思いに過ごしたり、交わったりしている場所があります。

兵庫県神戸市にある「はっぴーの家ろっけん(以下、はっぴーの家)」です。

以前soarの記事でも紹介した、多世代型介護付きシェアハウスはっぴーの家。近所に住む人や子どもたちがふらっと立ち寄ったり、どこからか噂を聞きつけた人が遊びに来たりと週に200人以上が訪れる場所です。

この場所の言葉にしづらい魅力を掬って表現したい。

そう思った私とマンガ家のあさののいさんが、一緒にはっぴーの家を訪れ、そこで垣間見たものをお届けする連載。 今回は第4話。はっぴーの家で行われた、明るいお葬式の様子をお届けします。 【マンガ 】1コマ目、はっぴーの家の名物おじいさん、ジージ。お酒やギャンブルが好き。2コマ目、近所のコンビニでよく揉め事を起こす。ジージの代わりに謝るはっぴーの家代表のしゅとうさん。3コマ目、そんなジージは終末期であった。4コマ目、自然に、穏やかに最後を迎えられるよう、お別れの準備を進めるフェイスブックメッセンジャーが作られた。そこには家族やスタッフだけでなく、ジージと関わりの深い地域の人も。5コマ目、ジージの日常に寄り添いながら、最後の最後まで一緒にいる。そのために自分たちができることをやりきる。「あと棺桶があればなんとかなるっしょ」。6コマ目、しかし棺桶が見つからず困っているしゅとうさん。7コマ目、ダメもとでアマゾンで検索するしゅとうさん。棺桶を無事購入。8コマ目、宅配屋さんに怪しまれながら、棺桶が到着。9コマ目、すき焼きパーティー開催日の前日、ジージは息を引き取った。10コマ目、そしてお別れ会の準備がはじまった。棺桶組み立てチームと、祭壇セッティングチーム。 【マンガ 】1コマ目、近所の子どもや入居者さんも一緒になってお手伝い。2コマ目、出来上がった棺桶に入る子ども。3コマ目、負けじと入る大人たち。4コマ目、華やかな祭壇も準備。5コマ目、お酒が好きだったジージのために酒屋風看板も設置。6コマ目、お葬式には、ジージと面識のない人まで集まり、気づけば万歳三唱。7コマ目、棺桶には手書きでみんなからのメッセージが書かれている。8コマ目、夜はすきやきパーティー、ジージの思い出話に花が咲く。9コマ目、翌日、入居者全員で棺桶に花を入れ、ジージを送り出す。10コマ目、火葬場向かう途中、ジージが揉め事を起こしていたコンビニの前でみんなで一礼。11コマ目、棺桶に書かれたコメント「人生初の酒はワンカップオオゼキにしますbyはつ孫」

はっぴーの家ろっけんマンガ連載:

第1話 現代版の「大家族」!介護付きシェアハウス「はっぴーの家ろっけん」の日々を覗いてきた

第2話 “やっかいなおじいさん”が、愛されキャラになった理由とは?
第3話 揉め事は、”愛のある笑い話”に。はっぴーの家流の問題打開策とは?

関連情報:

はっぴーの家ろっけん
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マンガ制作:あさののい

【イラスト】あさののいさん本人のイラスト

1985年生まれ。千葉県出身、岡山県在住。イラストレーター。武蔵野美術大学卒業後、「ちいさなおじさん」を主題にイラスト、マンガ、アニメーションなどを制作。2014年に岡山県に移住し、岡山県での生活を描いたマンガ『こんにちは、なぎさん』、「老いと演劇」OiBokkeShiの演劇作品フライヤーのイラスト等を描く。

(企画・進行/木村和博)