※「参加にあたっての注意事項」を追記しました。(2020年8月12日更新)

こんにちは!soar代表理事の工藤瑞穂です。

NPO法人soarでは、一人ひとりの困りごとや対処法を仲間とともに研究する「当事者研究」を広めていくプロジェクト「#やってみよう当事者研究」を始めます!

私たちはこれまで、「人の可能性に光を当てる」ことをミッションに、ウェブメディア「soar」を通して困難のある人たちをサポートする取り組みや回復の物語を発信してきました。

そのプロセスのなかで出会ったのが「当事者研究」です。当事者研究とは、一人ひとりが自分自身の困りごとや生きづらさについて研究者となり、周囲の仲間たちと語り合うなかで困りごとへの理解を深めたり、よりよい付き合い方を探していく営みです。北海道にある、社会福祉法人浦河べてるの家から始まり、さまざまな当事者団体で実践されています。

今回のプロジェクトでsoarが実現したいのは、この当事者研究を「やってみたい!」と思う人が誰でもチャレンジできるようになること。そして、誰かの力を借りながら自分の困りごとに向き合い、研究を続けていく文化を広めること。

「#やってみよう当事者研究」とはどんなプロジェクトか、どうしてsoarが当事者研究を広めるべき大切なことだと考えたのかをお伝えします。

困りごとを仲間とともに研究する「当事者研究」とは

私たちは、日々さまざまな“困りごと”とともに暮らしています。

仕事、暮らし、家族、恋愛、お金、自分らしい生き方や将来への不安。また、障害や病気などの困難や生きづらさに直面することもあります。

自分一人で考え、工夫することで解決できる困りごともある一方で、なかなか自分でも困りごとの正体や対処法がわからずにモヤモヤすることもあるでしょう。

そんなとき、自分の困りごとに耳を傾け、一緒に考えてくれる仲間がいると、どうでしょうか。

その困りごとはどんなときに起こるの?

困りごとが起こったとき、どんな気持ちになる?

困りごとが起こらずにうまくいったときは、何が違ったのだろう?

単にアドバイスをもらったり、対処法を教えてもらったりするのではなく、自分の苦労や生きづらさをお互いに尊重し、分かち合いながら、困りごとを理解し、よりよい付き合い方を探していく。それが当事者研究です。

【写真】べてるの家の玄関前。ボードには大きく「べてるの家」と描かれている。

当事者研究は2001年に浦河べてるの家から始まりました。ソーシャルワーカーの向谷地生良さんが、統合失調症の症状でトラブルを頻繁に起こし、周囲もどう対応するか悩んでいたある若者に、「どうしたらいいかわからない、一緒に研究してみない?」と言ったところ、その若者が表情を変えて「研究します!」と意気込んだことから始まりました。

当事者研究では、お互いの「弱さ」や「苦労」を持ち寄ることによって、人がつながり、その場にやさしさと助け合いが生まれ、新たな知恵が創出されることを大切にしてきました。ですから、「弱さ」とは、大切な生活情報のひとつであり、みんなで分かち合うべき共有財産なのです。

(べてるの家発行「当事者研究ノート」、「当事者研究の理念集」より)

当事者研究は、ネガティブな存在とされてしまいがちな、悩みや苦労、弱さ、生きづらさのなかに”希望”を見出します。

思えば私自身も生きているなかでたくさんの悩みごとを経験してきたし、大人になった今も、新しい悩みごとに出会い続けています。そんななかで当事者研究を知り、「ここに可能性がある!」と心が躍った感覚になったのです。

べてるの家で当事者研究を体験してみた

私が初めて当事者研究を体験したのは、2018年にべてるの家で行われた「公開・当事者研究ミーティング」でした。

この日はべてるの家代表理事の向谷地生良さん、依存症からの回復施設「ダルク女性ハウス」代表の上岡陽江さんなど、当事者研究の実践者が集まっていました。

【写真】むかいやちさんとかみおかさん、参加者の皆さんで円になって楽しそうに話している

20人ほどで1グループをつくり、べてるの家のスタッフがファシリテーターをしながら体験した当事者研究。

まず、そこにいる全員が一人ひとり自分の困りごとを出し合います。夜眠れない、お金の管理で悩んでいる、人の名前が覚えられない、などなど…。

最初は正直、初対面の人たちとうまくやれるのか?と疑問に思っていましたが、この時間だけでも「人はそれぞれ違う悩みを持っている」ことと「自分と同じような悩みを誰かも持っている」ことがわかり、ぐっと親近感を感じました。

【写真】ホワイトボードにはお金の管理や胃のもたれなど様々な悩みが書いてある

どの困りごとについて今日は話すのかをみんなで選んだら、“困りごとの研究”が始まります!困りごとを出した人にみんなでインタビューを続けていくと、いつのまにかいろんなものが見えてきます。

その悩みにはどんな背景があって、その人はどんな性格なのか。何に喜び何に悲しむ人なのか。最初は「自分は経験したことがないから理解できないな」と思っていた困りごとでも、不思議と自分に共通点があるように感じました。

【写真】様々な困りごとがある中から選ばれたのは家出娘が7年帰ってこないこと。インタビューで娘さんがデリケートなのは家族の苦労を背負っているなどという新たな発見が。そこから更に良くする点として、家族一人一人が自分の苦労を自分でもつことなどが挙げられた

そして最後にみんなで、この困りごとをよくするにはどうしたらいいか、自分の経験から考えを伝えていくと、いつのまにか初めて会った人たちが少しつながったような感覚が生まれたのです。

困りごとを話した本人も、自分の困りごとに対してのヒントをたくさんもらえて少し前向きになっていたり、最初よりもすっきりしたような顔をしていました。

組織でも大学でも“困りごと”で誰かとつながる

浦河で当事者研究を経験した私が思い出したのは、3年前のある出来事です。

その頃、あるsoarメンバーが、連絡なしにミーティングを休んでしまうという状況が続きました。私がそれを友人たちに相談すると、「その癖はなかなか直らないかもしれないね」「無理にその人を変えるのもつらいと思うから、組織から離れてもらうのがお互いのためではないか」という答えが返って来ました。

でも私は、そのメンバーとこれからも一緒に働きたいと心から思っていたので、その人だけが問題を抱えて自分で直そうとするのではなく、チームのみんなで一緒に向き合っていけないだろうか?と考えました。

それで本人に了承をとり、チームメンバー5人で一緒に、「“連絡せず会議を休む”という事象について話そう」という場をつくってみたのです。その人の人格を責めるのではなく、起こしたミスを事象としてとらえて、なぜそれが起こったのか考えてみたいと思いました。

ホワイトボードをみんなで囲み、本人にいろいろ質問をしてみると、「夜ふかしをしてしまう」「カレンダーには入れてるんだけど確認するのを怠っている」などの言葉から、悩みの解像度がどんどん上がっていきます。すると、「私は寝る前にこんなことをして寝付きよくしてるよ」「私はカレンダーにリマインダーを設定しているよ」など、メンバーがたくさん自分の経験をもとにアイデアを出してくれました。

さまざまなヒントをもらって、そのメンバーはそこから会議を休んでしまう事象がぴたっと止まったのです!みんなで一緒に考えたことによって、困りごとを解消できた経験は、私たちにとって大きな喜びでした。

今思えば、あのときからsoarでは当事者研究に近いことをしていたのです。

もちろんどこの組織もそうだと思いますが、soarにはいつも、働く人や組織が直面するさまざまな課題があります。仕事の取り組み方への悩み、心身ともに健やかに働いていく難しさ、自分にどうやって自信を持ったらいいのか、組織に対してモヤモヤがあるときにどんなふうに伝えたらいいか。

また、仕事の時間の中だけでなく、プライベートで起こった出来事によって生まれた感情も、仕事に大きく影響します。

その悩みごとを、リーダーである私一人だけが面談したところで、とうてい解決できるわけはない。だったら、べてるの家の当事者研究をみんなでやってみて、みんなで一緒に解決していくのがよいのではないか?

そう思って、当事者研究ミーティングから戻ったあと、soarの会議時間の延長で当事者研究をためしてみました。

そしたら、すごくすごくよかったんです!

忘れもしない第一回目をメンバーで開催したとき、「困りごとはなに?」と聴いてみると、仕事からプライベートのことまで、様々なものが出てきました。選ばれた困りごとは、「一緒に暮らす彼が、便器のフタをしめてくれない」「やろうと思ったことを忘れる」でした。

【写真】「彼が便器の蓋を閉めない」には「マイナス制ではなくポイント制にする」、「やろうと思ったことを忘れる」には「見るときはやることをタスクに入れてから見る」などのアドバイスが挙げられました

困りごとで人と人がつながる。その対話から、誰かの“人生”が見えてくる。それを研究として楽しむことの面白さを知りました。

そこからは、何か仕事で悩みごとを抱えるメンバーがいるときは当事者研究をするようになりました。上司に悩み相談をしてフィードバックをもらうことも大切ですが、みんなと一緒に見つけた解決策を試すことも、私たちにとっては楽しい時間です。

また、私はせっせと自分が講演しに行ったイベントや、ファシリテーターをしに行ったワークショップで、「よかったら当事者研究やってみませんか?」と提案して実践しはじめました。

株式会社inquireの社内ワークショップの際にファシリテーターを担当した際は、「テキストでコミュニケーションをとると、相手の顔が見えないので気を使ってしまう」をテーマに、社員が集まって当事者研究をしました

【写真】工藤の講演を真剣に聞いてる山梨学院大学の学生ら

山梨学院大学の特任講師・小笠原祐司さんのゼミで授業をさせてもらったときは、学生さんたちと一緒に当事者研究に挑戦。「朝起きられないのが悩み」という生徒さんがいたのですが、当事者研究で相談したことでみんなが解決策を提案してくれ、それを実践した結果、なんと授業に間に合うように朝起きられるようになったんだとか!

【写真】寝たら起きないの解決策には「アラームを毎日朝6時にセットする」「日光で起きる」などが挙げられました

そこからは、ゼミの一環で学生さんが自分たちで当事者研究を続けているそうです。こうして、私たちは当事者研究の大切さをどんどん実感していきました。

他者と悩みを分かち合いながら、研究を続けていく

自分たちでも当事者研究を実践したことで、悩みをひとりで抱えるでも無理やり解決するでもなく、誰かの力を借りながら自分の困りごとや痛みと付き合っていくことで、より豊かな暮らしにつながっていくのでは、という希望が見えてきました。

当事者研究はもともと、統合失調症や依存症など、さまざまな精神疾患を経験した当事者が集まる自助グループで主に行われてきたもの。

でも、生きている誰もがきっとあらゆる困りごとの“当事者”であり、誰しもが自分に向き合いながら生きています。だからこそ何かしら疾患の当事者ではないとしても、当事者研究は誰かの生きる力になるのではないかと考えています。

多くの人がなかなか解消できない悩みや、人生への不安を持っているでしょう。たくさんの情報が溢れているので、いろんな人の価値観や「こうあるべき論」に翻弄されてしまうこともあるのではないかと思います。

でも自らの困りごとを“言葉”にして誰かと共有したとき、想像していなかったような光景が広がることがあるんです。

【写真】参加者が円になってイスに座り一人の参加者の発言を聞いている

向谷地さんの著書「べてるの家の『非』援助論」にこんな一節があります。

不思議なものである。人は、語るに値しないと思い封印してきたみずからの歩みを、「私の生きてきた歴史」として語るとき、人とのつながりとして知ったとき、無意味であった日々が突然意味をもちはじめる。

語ること、語りを通して人とつながること。それが一人ひとりの人生にとって豊かな時間をもたらすように思います。

自分は、社会は、これからどうなっていくのか。

先行きが見えない不確実な時代だと言われるなか、誰もがさまざまな不安を抱えて生きています。

それでも、誰かに答えを委ねてしまうのではなく、悩みながら、分かち合いながら、自分自身で研究を続けていく。当事者研究という営みは、自分が「人生の主人公」として歩んでいくための、心強いコンパスとなってくれるはずです。

当事者研究を「あたりまえ」のものに

多くの人に当事者研究を体験してほしい。

そんな思いで、soarは「#やってみよう当事者研究」プロジェクトを始めます!

 

私たちがこのプロジェクトに取り組むきっかけは、「やりたい」と思ったとしてもなかなか当事者研究に参加できない人が多いと知ったから。

  • 自分の住んでいる地域で開催されていなくて参加したくてもできない
  • 当事者研究をやりたくても一緒にやる仲間がいない
  • 当事者研究は気になるけどやり方がわからない

など、参加したくても開催場所ややり方、人とのつながりに関する課題を抱えているひとが多いのです。

それだったらsoarは、とにかくやってみたい人が最初の一歩を踏み出し、友人や家族と一緒にやったり、自分で場をつくれるきっかけを世の中にたくさんつくっていこう。なおかつそれをインターネットをつかって、参加しやすく、そして情報共有をしあいながら楽しんでいけるようにしたい。

これまでインターネットでの情報発信やコミュニティ運営と、オフラインでの場づくりの両方に取り組んできたsoarだからこそできることをやっていきたいと思います!

このプロジェクトを目指すのは、「やりたい」と思った人がそれぞれの場所で気軽に実践できる「あたりまえ」のものにすること。また、「仲間の力を借りて、自分助けをする」文化や自分を研究し続けるあり方を広めることです。

当事者研究のあり方そのものと同じように、私たちはどうやっていくのか悩みながら、そしてみなさんの力を借りながら、このプロジェクトを進めていきたいと思います。

「#やってみよう当事者研究」はこんなプロジェクト!

「#やってみよう当事者研究」では以下のような取り組みをします!

  • soar式当事者研究のやり方を探求し、発信していきます

soarではこれまで、べてるの家やダルクのみなさんが実践している当事者研究を真似させてもらいながら、様々なコミュニティで実践を続けてきました。どんな風に進めるとやりやすいか、ファシリテーターや記録はどんな風にとるといいのか、オンラインで開催するにはどんなツールをどう使えばよいかなど、まだまだ私たちも研究の途中です。

まずは私たち自身が研究と実践を繰り返しながら、いろんなひとが実践できるようにワークブックをつくり、オンラインで無料公開して様々なひとが利用できるようにしたいと思います。

この当事者研究のやり方研究を一緒にしてくれるのは、NPO法人bond place代表、山梨学院大学特任講師の小笠原祐司さん。

小笠原さんとともに、当事者研究の手法をあれこれ探るとともに、仲間と集まりにくい人が自分で自分の当事者研究ができないか。組織や家族のなかで実践できないか、行動したいと考えている人が事業や活動をつくるプロセスに組み込めないかなど、当事者研究を活かす様々な道を探求していきたいと思います。

  • 当事者研究の探求について情報発信していきます

私たちの当事者研究の探求の旅そのものが、きっといろんな人の参考になるはず。soarのメディアやSNS、note、オンラインでのイベント開催などを通して、私たちが学んだこと、実践したことを発信していきます。

当事者研究とは何か、それを知るにあたってやっぱりこの方に話を聴きたい!ということで、メディアでの「#やってみよう当事者研究」連載の第一弾記事は、当事者研究の生みの親のひとりである向谷地生良さんにお話を伺いました。

当事者研究の成り立ちから、研究志向の可能性まで、たくさん語っていただいたこちらの記事をぜひ多くの方に読んでいただきたいです!

今後も当事者研究に関わる、さまざまな方にインタビューをしていきます。

  • 当事者研究を体験できる場づくり

まずは当事者研究を体験できる場を増やし、なるべく多くの人に当事者研究を知ってもらうため、場づくりをしていきます。今はオンラインでの開催しかできない状況ですが、いずれ直接集まっての開催もしていきたいと思います。

2020年5月29日には、どなたでも無料で参加できるオンライン当事者研究会を開催します!soarのメンバーがファシリテーターとなり当事者研究を体験できますので、初めての人も気軽にご参加ください。

申込みはこちらから

  • 当事者研究を実践する人たちがつながる仕組みづくり

当事者研究をやった人がつながったり、インターネットで情報交換したり、ともに学びあえるような仕組みづくりを行っていきます。

こちらにはsoarの理事であり、情報学者、早稲田大学文学学術院・表象メディア論系准教授のドミニク・チェンさんに参加していただき、インターネットを通して当事者研究にまつわる情報を共有しあい、実践者たちがつながっていくための仕組みを一緒に考えていきます。

これからどんどん新たな取組みをしていきますが、まずみなさんが参加できる方法をご紹介します!

    • 「#やってみよう当事者研究」のハッシュタグで情報を共有しよう

インターネットを通して当事者研究が気になる人、実践者がつながっていけるように、「#やってみよう当事者研究」のハッシュタグをくりました!

まずは「#やってみよう当事者研究」のハッシュタグとともに、soarがTwitterやFacebook、noteなどから活動にまつわる情報発信をしていきます。みなさんもぜひ、「当事者研究のこんなところが気になる」「私の団体でもやってるよ!」など、「#やってみよう当事者研究」をつけてぜひ発信してみてください。

「#やってみよう当事者研究」のタグをつけてくださったnoteは、「#やってみよう当事者研究」マガジンに追加させていただくので、ぜひ自分の当事者研究のレポートなどを書いていただけたら嬉しいです。

  • ニュースレターやFacebookのオンラインコミュニティに登録して、情報をチェックしよう

当事者研究をやってみたい、やっている方のために、不定期のニュースレターで「#やってみよう当事者研究」プロジェクトの情報をお届けします!また、このプロジェクトにまつわる情報を発信するFacebookのオンラインコミュニティも開設しました!

今後は、当事者研究実践者が集まるギャザリングの開催なども考えています。

* ニュースレターの登録はこちら

* Facebookの#やってみよう当事者研究コミュニティへの参加はこちら

あなたも当事者研究に参加してみませんか?

 

今はまだ実践しながらどのようにプロジェクトを進めるのがいいか探っている段階ですが、今後クラウドファンディングも実施するなど、プロジェクトを持続可能に展開していきたいと思います。

私たち自身が助けられ、これからもライフワークとして実践していきたい当事者研究を広めていくため、様々な取り組みをしていきます。

ぜひ関心がある方は、#やってみよう当事者研究に参加してみませんか?

場に参加して、発信してみる。自分で場をつくってみる。何かすぐに行動できないとしても、soarからの情報をチェックする、情報をシェアしたり友達に教えるなどの関わりでもかまいません。

ぜひ自分の心地よいやり方で、このプロジェクトに関わっていただけたら嬉しいです!

ウェブメディア「soar」や「#やってみよう当事者研究」プロジェクトの運営は、サポーター会員のみなさんのご寄付で支えられています。ぜひ月1000円から参加できる「soarサポーター」に参加していただけないでしょうか?

ご寄付はサイト運営費、記事制作費、取材交通費、プロジェクト運営費等に使わせていただきます。会員のみなさんはメルマガの配信、オンラインコミュニティへの参加、特別イベントへの参加などができます。詳しくはこちら

参加にあたっての注意事項

「参加にあたっての注意事項」を規定しました。(2020年8月12日更新) 当事者研究中の会話でもチャット等のテキストコミュニケーションでも、考えや気づきを発言するとき、ご自身はもちろん、多くの方とともにいる場であること、この場にいない第三者のプライバシーや権利の尊重をするという前提も大事にしたいと考えています。 参加者のみなさんは、以下に注意しながらご参加ください。

(1)お話する内容が誰かへのハラスメント行為、偏見や差別によって傷つける言葉になっていないか

具体的には以下の内容などにかかわる発言について、誰かへのハラスメント行為や偏見や差別を含むような発言になっていないかお気をつけください。 人種、国籍、民族 ジェンダーアイデンティティー 年齢 病気及びその症状 障害 外見 宗教 妊娠 政治的見解 配偶者の有無 経済状況 その他保護が必要だと判断された対象について

(2)ご自身の悩みや体験を伝える際に、その内容が同意なく特定の第三者の個人的な情報を公開する内容になっていないか

上記の行為を止めるように言われた参加者は、直ちに従ってください。場合によっては、イベントからの退席や今後のイベント参加への禁止等をお願いすることがあります。 また、注意事項に反する言動を発見したり、その他参加者やスタッフの対応等で不快なことや不安に感じることがあった場合、すぐスタッフまでご相談ください。 ・イベント開催中の場合:Zoomの個別チャット(NPO法人soar)までご連絡ください。 ・イベント後の場合:メールにてご連絡ください。  問い合わせ先 event@soar-world.com