6月18日開催予定のsoar主催イベント、
「#やってみよう当事者研究〜一人ひとりが自分の人生の主人公として生きるために」の開催を延期いたします。

当事者研究を取り巻く出来事の状況を鑑み、関わる人たちが安心して当事者研究について語り、考えることが難しいと判断し、延期を決定いたしました。参加予定のみなさまには、開催直前にお知らせをすることになってしまい、大変申し訳ありません。

延期の背景と理由、今後の予定やイベントチケットの払い戻しについては以下をご確認ください。

(2020年6月16日更新)

イベント開催延期の背景について

NPO法人soarは、当事者研究を「やってみたい!」と思う人が誰でもチャレンジできるようになること、誰かの力を借りながら自分の困りごとに向き合い、研究を続けていく文化を広めることを目的に、2020年5月に「 #やってみよう当事者研究 」プロジェクトをスタートしました。

6月18日のイベント(以下、本イベント)は、同プロジェクトの活動の一環として、これまで当事者研究を営んできたさまざまな人たちに学びながら、当事者研究のあり方や可能性を考えていくトークイベントの第一弾として企画しました。

本イベント延期の背景としては、トークゲストである向谷地宣明さんもその立ち上げ・運営に携わる、コミュニティホーム「べてぶくろ」に関わる人たちの間で起きた出来事への問題提起がなされたこと、またそのことに関連して当事者研究のあり方そのものへの議論が起こっている状況があります。

そして当事者研究に関わるさまざまな団体・研究者のネットワークである「当事者研究ネットワーク」からは、困りごとの当事者同士の集まりでも「強くて安全な立場」と「弱くて危険な立場」の力の差が起こりうることに対する、安全な体制づくりに向けた声明(注1)が6月10日に公開され、当事者研究のあり方が改めて問われている状況です。

本事案に対するsoarの立場と、当事者研究への向き合い方

「べてぶくろ」で起きた事案については、soarは解決に向けた当事者間の協議・交渉といったプロセスに立ち入ることはできません。

しかしながら、今は本事案が進行中であるなか、当事者研究に関わろうとする人たちが、さまざまな疑問や不安、悲しみなどの感情を抱いているであろう状況だと考えています。

そのなかで、当事者研究の可能性を参加者のみなさんと分かち合う本イベントを実施する前に、まず私たち自身が当事者研究という営み自体に真摯に向き合い、考えを深める時間をとることが必要だと判断し、同イベントの延期を決定しました。

本事案をきっかけに、当事者研究と、当事者研究にかかわる個人・団体・コミュニティのあり方に対する重要な問いが提起されています。当事者研究に可能性を感じてこれから実践していこうとする私たちsoarも、責任を持って試行錯誤をしていくべき立場にあると考えます。

「べてぶくろ」での事案について、協議・解決が進むことを心から願いつつ、また、「当事者研究ネットワーク」の声明を受けて、私たちも日頃の活動の中で、私たち自身ができることを考え実施しながら、改めて本イベントの開催について検討していきたいと思います。

イベントチケットの払い戻し等について

参加申し込みをしてくださっていたみなさんには、チケット代金の払い戻しをさせていただきます。

払い戻しの対応は、決済方法によって異なります。お手数をおかけいたしますが、以下のうち、ご自身に該当する手続きをご確認ください。

本日お申し込みの皆様にご案内をお送りした後、peatixイベントページをsoar側で削除します。その後、自動で払い戻しが実行されますので、peatixチケット購入時に登録されたメールアドレスをご確認ください。

払い戻し方法はチケットお申込み時の決済方法によって異なります。

1.クレジットカードでチケットをご購入された場合

主催側でのキャンセル処理実行後、ご利用になられたクレジットカード会社を通じて返金処理が行われます。*返金処理の方法はクレジットカード会社の締め日により異なります。 

(A)キャンセル処理を実行した日付がカードの締め日よりも前の場合
当月のご利用に対して、当月内の返金処理がなされる為、ご請求は発生いたしません。

(B)キャンセル処理を実行した日付がカードの締め日を過ぎていた場合
当月のご利用に対して一旦、ご請求が発生し、翌月のご請求時にマイナス請求の形でご返金いたします。

2.コンビニ/ATMでチケットをご購入された場合

コンビニ/ATMでチケットを購入された場合は、ご指定銀行口座に返金されます。キャンセル手続きが完了後、peatixサポートよりご返金に関するご案内のメールが届きます。

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ウェビナー登録について

当日のウェビナー登録についてご連絡いたしましたが、こちらもpeatixでのイベントキャンセル後に、soar側にて登録を削除いたします。

別途Zoomからのお知らせが届きますが、こちらにつきましてもご了承いただけますと幸いです。

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本イベントに関してまたお知らせがある際は、ウェブメディア「soar」上の記事、Peatixのイベントページ、soarのSNS投稿等でご連絡させていただきます。

イベントを楽しみにしてくださっていた方には申し訳ございませんが、ご理解・ご了承いただければ幸いです。

NPO法人soar一同

(2020年6月16日更新)

 

注1 「多様な仲間が安全に当事者研究できるための応援体制づくり」
https://toukennet.jp/?page_id=14011

 

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こんにちは、soar事務局スタッフの河野です。

2020年、soarの新しいプロジェクト「#やってみよう当事者研究」がはじまります。

当事者研究とは、一人ひとりが自分自身の困りごとや生きづらさの“研究者”となり、周囲の仲間たち語り合うなかで困りごとへの理解を深めたり、よりよい付き合い方を探していく営みです。

「#やってみよう当事者研究」でsoarが実現したいのは、当事者研究を「やってみたい!」と思う人が誰でもチャレンジできるようになること。そして、誰かの力を借りながら自分の困りごとに向き合い、研究を続けていく文化を広めることです。

さて、本日リリースした記事で、個人的に一番共感した一節がありました。

自らの困りごとを“言葉”にして誰かと共有したとき、想像していなかったような光景が広がることがあるんです。


「困っている」ことはあるけれど、それを人に伝えたら迷惑になってしまうのではないか。
「困っている」ことはあるけれど、今は忙しくて目を向けられる余裕がない。

これは「困りごと」に対面したときに、私自身がつい考えてしまうクセです。

ちなみに私の困りごとは「仕事でミスをすると自分の性格に問題があると思ってしまう」こと。

気持ちに余裕があるときは「このぐらいのことなら」と、なかったことにしてしまうのですが、時間が経つとだんだんつらくなったり、小さな違和感を抱えたまま人に言えず、結果さらに困る、というループになります。

さすがにつらくなったので、思い切ってsoarメンバーや家族に伝えてみたところ、「こういう覚え方をやってみたらどうか」「内省をよくしているんだね」と言ってもらい、想像していなかった風景が広がりました。

これまで「困りごと」をないものにしようとすると、だんだん心がモヤモヤしていき、自分自身への批判の気持ちさえ生まれてしまいました。

しかし、思い切って伝えたことによって改善策がすぐ見つかったり、「関連して他にも困ってることあったかも」と前向きな気持ちで自分を研究するクセがついてきました。

違う視点で自分のクセや特徴を知っていけることは、少し生きるのが楽になった感覚があります。そしてまだまだ全然自分のこと知らなかったんだな、とも。

私の例ばかりになってしまいましたが、soarメンバー間での当事者研究、soarサポーターのみなさんとの当事者研究を通して「聞いてもらって気持ちが軽くなった」「悩みを持つことが怖くなくなった」といった声がありました。

誰しもが苦労やモヤモヤをないものにせず、まさに当事者として日常の“困りごと”を常に研究できるようになる文化を広めていきたい。

そして、こうして一人ひとりが自分自身や誰かとともに日常の困りごとに向き合うことが、結果的にお互いの個性を尊重しあう、人の可能性を信じ支え合える社会づくりにもつながっていくのではと考えています。

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プロジェクト初となるトークイベントでは、お二人のゲストをお迎えします。

一人目のゲストは、社会福祉法人浦河べてるの家を設立。「当事者研究」を創案し、べてるの家がある浦河と全国各地をメンバーとともに「当事者研究」の普及をめざして飛び回る毎日を過ごす向谷地生良さん。


二人目のゲストは、生良さんの息子さんであり、関東各地で定期的に「当事者研究」を行い、当事者会や家族会などを応援しているべてぶくろ創設者・向谷地宣明さんです。soarでは、池袋にあるべてぶくろの当事者研究を取材しました。

お二人のこれまでの活動や、当事者研究を通して人にどんな変化が起こったか聞いていきたいと考えています。

モデレーターを務めるのは、NPO法人soar理事、ライター・株式会社LITALICOチーフエディターの鈴木悠平。 文筆活動を通して、さまざまな要因で生きづらさを感じている人たちとかかわりながら、人が物語を通して回復したり新たな希望が見出されるプロセスの探求をこころみています。鈴木は2018年、べてるの家で毎年開催されるべてるまつりに参加し、当事者研究を体験しました。

今回のトークイベント終了後、参加者のみなさんが自分自身の困りごとを誰かと語り合いたくなったり、自分でも当事者研究をやってみたい、そう思ってもらえたら嬉しいです。ぜひ一緒に、当事者研究の可能性を探求していきましょう。

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【日時】
2020年6月18日(木曜日)19時00分〜21時00分(開場18時45分)

【会場】
当日使用するツールはZOOMというオンラインツールを予定しています。
https://zoom.us/

※お申込みいただいた方には後ほど当日のURLをお送りさせていただきます。
※当日のご質問について。本イベントは、zoomのウェビナー機能を使って、ゲストとのトークセッションの模様を配信いたします。みなさまからのご質問は随時zoomのチャット機能で受付を行いますので、お気軽に質問や感想を投稿ください。


【参加費】
・学生1,500円  (10枚)
・一般早割1,500円(10枚)
・一般2,000円  (80枚)

 ※学割チケットは、25歳以下の学生の方が対象となります。

 【お申し込み】
チケット購入はこちらから

※クレジットカードだけでなく、コンビニやATMでのお振込みもご利用いただけます。
※お申し込み後のキャンセル、及び返金はお受けいたしかねます。ご了承ください。
※領収書がご入用の方は決済サイトよりダウンロード可能です。

【定員】
 100名
(学生10枚/一般早割10枚/一般80枚)

【トークゲスト】
向谷地生良(ソーシャルワーカー、北海道医療大学、浦河べてるの家)
向谷地宣明(株式会社MC Median、医療法人社団宙麦会理事、NPO法人BASE代表理事)


【モデレーター】
鈴木悠平(NPO法人soar理事、ライター、株式会社LITALICOチーフエディター

【司会進行】
工藤瑞穂(NPO法人soar代表理事、ウェブメディア「soar」編集長)

【プログラム】
・soarの活動紹介
・#やってみよう当事者研究の紹介
・ゲストによるトークセッション

【soarについて】
「soar(ソアー)」は、 人の持つ可能性が広がる瞬間を捉え、伝えていく活動です。様々なかたちで発信していくことで、同じ願いを持つ人たちが集う場を生み出します。誰もが自分の持つ可能性を活かして生きていける未来を願って。 http://soar-world.com

【主催】 soar https://soar-world.com/

お問い合わせ event@soar-world.com

※視覚障害や聴覚障害をお持ちの方、参加する上で心配ごとがある方は、当日スタッフができる限りのサポートをさせていただきますので、遠慮なくご相談ください。

【登壇者プロフィール】

向谷地生良(むかいやちいくよし)
ソーシャルワーカー ・北海道医療大学・浦河べてるの家

大学で社会福祉を学び、1978年4月より北海道浦河町の総合病院精神科専属のソーシャルワーカーとして勤務。1979年4月より、町の古い教会堂(浦河教会‐ 後のべてるの家)でメンバーと共同で暮らし、地域貢献を目指した起業の拠点として1984年4月に「浦河べてる(“神の家”の意)の家」を設立(現・社会福祉法人)して、日高昆布の産直、福祉関連事業、出版、教育・研修、メンテナンス、地元企業とのタイアップ事業などに総勢100名をこえる当事者が関わる規模に成長。2001年には、自助の研究活動として「当事者研究」を創案し、メンバーの自助、スタッフの相談支援に取り入れる。2003年4月より、北海道医療大学看護福祉学部臨床福祉学科精神保健福祉学講座で教鞭をとりながら、べてるの家がある浦河と全国各地をメンバーとともに「当事者研究」の普及をめざして飛び回る毎日を過ごしている。


向谷地宣明(むかいやち・のりあき)
株式会社MC Median、医療法人社団宙麦会理事、NPO法人BASE代表理事

北海道浦河町生まれ。子どもの頃から「べてるの家」メンバーたちに遊んでもらいながら育つ。02年に上京。大学卒業後に(株)MC Median設立(豊島区)、医療法人社団宙麦会理事(千葉県流山)、NPO法人BASE代表理事(豊島区)。東京・豊島区や中野区でグループホームやコミュニティスペースを運営。関東各地で定期的に「当事者研究」を行っている当事者会や家族会などを応援している。


鈴木悠平(すずきゆうへい)
NPO法人soar理事/ライター・株式会社LITALICO チーフエディター

1987年生まれ。一人ひとりが<わたし>の物語を紡いでいける社会を目指して、執筆・編集業を中心に活動。現在は、NPO法人soarおよび株式会社LITALICOでの事業運営や文筆活動を通して、障害や病気、その他さまざまな要因で生きづらさを感じている人たちとかかわりながら、人が物語を通して回復していくプロセス、<わたし>と<あなた>の物語が響き合うなかで新たな希望が見出されるプロセスの探求、伴走、創出をこころみている。


工藤瑞穂(くどうみずほ)
NPO法人soar代表理事・ウェブメディア「soar」編集長

1984年青森県生まれ。宮城教育大学卒。仙台の日本赤十字社で勤務中、東日本大震災を経験。震災後、仙台で音楽・ダンスと社会課題についての学びと対話の場を融合したチャリティーイベントを多数開催。地域の課題に楽しく取り組みながらコミュニティを形成していくため、お寺、神社、幼稚園など街にある資源を生かしながら様々なフェスティバルを地域住民とともにつくる。2015年12月より、社会的マイノリティの人々の可能性を広げる活動に焦点を当てたメディア「soar」をオープン。2017年1月に「NPO法人soar」を設立。様々なアプローチで、全ての人が自分の持つ可能性を発揮して生きていける未来づくりを目指す。
soar https://soar-world.com/

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<「#やってみよう当事者研究」Facebookコミュニティの開設>
これからのイベント開催のお知らせや、ワークショップ開催報告等を共有するコミュニティを開設しました。

しばらくはsoarスタッフのみ投稿を行い情報共有をいたしますが、今後ご参加頂いた方同士での交流や学びの場にできればと考えています。

参加希望の方は以下URLより参加リクエストをお願いします!
(承認には2〜3日程お時間をいただきます。ご了承ください。)
https://www.facebook.com/groups/soar2020toujisyakenkyu/

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