いつもNPO法人soarの活動を応援していただき、ありがとうございます。みなさんのご協力のおかげで、soarは活動6年目を迎えました。
このたび、2019年度(2019年11月1日〜2020年10月31日)の活動や決算についてご報告する、アニュアルレポートが完成しましたのでご報告いたします。

「NPO法人soar」が目指すもの

soarは2015年12月22日にウェブメディア「soar」をリリースし、2017年1月23日にNPO法人化をしました。ウェブメディア「soar」を軸としながら、学びの場づくり、企業や学校とのプロジェクトなどを通し、誰もが自分の可能性を活かして生きる社会づくりを目指して活動しています。

 

Our vision:誰もが自分の可能性を活かして生きる未来をつくる

 

人の“可能性”に光を当てる私たちが目指すのは、障害や病気、性的・民族的少数性、経済的・機会的な格差などによって、人が自分の持っている可能性にふたをされることがない社会。生まれ育った環境や自身にある困難によらず、誰もが自分の可能性を活かして生きる未来をつくります。

 

Our Mission:人の“可能性”に光を当てる

 

私たちは様々な困難の中にあっても輝きを失わない“希望”に光をあてることで、人がよりよく生きていくためのまだ知られていない“可能性”を世の中に示していきます。 これまで分断されてきた人同士をつなぐことで、新しい価値を生み出し、より多様性のある社会を実現します。社会的マイノリティ当事者や支援者が直面する困難や、その困難を解消するための活動を発見します。

 

その人の持つ“可能性”を引き出し、情報をより人の心に届きやすく、希望を感じることのできるかたちに編集します。メディアやイベントなどを通じ、困難に直面した人々をサポートする活動を社会へ発信し、分断されていた当事者と支援者をつないでいきます。

 

代表理事・工藤瑞穂からのメッセージ

今年度は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、対面での取材ができずこれまで通りのウェブメディア運営が難しくなったほか、イベントや企業研修なども中止が相次ぎ、経営・財務状況も厳しい時期が続きました。

そういったなかでも、「どうすればこの状況でもsoarの価値を損なわず、情報を届けることはできるのか」と創意工夫を重ね、コロナ状況下にあってもこれまでと変わらない本数の記事を公開できたのは、寄付でサポートしてくださったみなさんのおかげです。本当にありがとうございます。

「今までどうしたらいいかわからず苦しかったけれど、この記事を見て新しい発見があり、もっと自分の望むように生きていけるような気がしました」

soarの感想フォームや編集部へのメール、SNSなどを通して、日々記事へのこのような感想が届きます。インターネットを通して誰かの生き方や考えを伝えること、それによって誰かの生きる力となれていること、本当に嬉しく思います。

これからもsoarは、全ての人が自分の可能性を活かして生きる未来をつくるため、人とこの社会が持つ可能性に光を当て続けていきます。

 

soar代表理事 工藤瑞穂

 

工藤瑞穂 (NPO法人soar代表理事・ウェブメディア「soar」編集長)

1984年青森県生まれ。宮城教育大学卒、青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラム修了。仙台の日本赤十字社で勤務中、東日本大震災を経験。震災後、仙台で音楽・ダンス・アート・フードと社会課題についての学びと対話の場を融合したチャリティーイベントを多数開催。地域の課題に楽しく取り組みながらコミュニティを形成していくため、お寺、神社、幼稚園など街にある資源を生かしながら様々なフェスティバルを地域住民とともにつくる。2015年12月より、人々の可能性を広げる活動に焦点を当てたウェブメディア「soar」をオープン。2017年1月に「NPO法人soar」を設立。様々なアプローチで、全ての人が自分の持つ可能性を発揮して生きていける未来づくりを目指している。
http://soar-world.com/

メディアについて

soarでは2019年度(2019年11月1日〜2020年10月31日)69本の記事を公開し、約150万人の方に記事を読んでいただきました。

2020年1月29日には、リニューアルしたサイトをオープン。2019年に行ったクラウドファンディングで、1053人もの方から1047万1000円のご支援をいただいたことで実現しました。

 

新しいサイトでは、様々な立場の人に使いやすいウェブサイトを目指しアクセシビリティに配慮したデザインにしているほか、記事の検索のしやすさにも工夫を凝らしました。

 

サイト上部では「困難のかたち」「サポート種類」「悩みや願い」という3つのタブから記事を探せる機能を実装しましたが、多くの方が利用してくださっています。特に「悩みや願い」タブへの反響は大きく「困難や特性の種類以外で自分と共通点のある人の記事を見つけられた」といった声も寄せられました。

アクセス数の推移としては2016年度が28万4223、2017年度は261万5442、2018年度は212万5512、2019年度は148万3009となっています。soarのメディアオープン当初はSNSからsoarの記事にアクセスする方がほとんでしたが、今では病名や特性名を検索エンジンに入力した際に、soarの記事が上位に表示されることも増え、2019年度は検索からの流入が7割にも及びました。

2020年は新型コロナウイルスの影響で社会が大きく変化しましたが、soarでも記事制作を例年のように行うことができない状況に直面しました。

取材をオンラインに切り替える、写真撮影が難しい際は提供写真やイラストを使用するなどの対応に伴い、オンラインでも話しやすい環境づくりや、写真のセレクト・イラストの雰囲気に拘るなどの工夫も続けています。またコロナ禍の今soarメンバーが感じている不安や困難をもとに記事を制作したり、以前soarに出ていただいた方に2度目の取材を申し込みその後の物語を伺う企画をしたり、初の漫画形式での連載を始めたりと、新しい企画への挑戦も行いました。

(1)読者の年代や立場について

soarの読者の年齢層としては、25~34歳が33%、45~54歳が22%、18~24歳が18%となっています。

読者の方々は「soarが扱うテーマに興味・関心のある」という声が多く、その他「これまで何らかの困難や疾患、障害などを経験したことがある」、「自分自身に何らかの疾患や障害がある」「家族や友人など、周りに困難や疾患、障害がある人がいる」という声がありました。

(2)soarの記事を読んで得られた変化

soarの読者の方が、記事を読んで具体的に変わったこととしては、「新しい価値観を知ることができた」「気持ちが楽になった」という声が多く挙がりました。また「応援したい団体ができた」という回答も多く、soarを通して社会的意義のある活動があるということを伝えたり、取材先の方々の活動を広げることにも貢献できているのではないかということがうかがえました。

(3)記事のテーマについて

2019年度は病気や難病に関する記事を最も多く制作しました。続いて精神障害やメンタルヘルスについての記事、当事者の家族・友人、子ども・若者、社会的養育・家族、社会的孤立・貧困のテーマに関する記事を掲載しています。

(4)多くの方に読んでいただいた記事の紹介

2019年度に多くの方に読んでいただいた記事、また、反響が大きかった記事を紹介します。

シングルマザーと結婚し、ステップファミリーを築くshin5さん

ステップファミリーとして12年歩みを続けてきたshin5さん。“血の繋がり”にとらわれない家族のかたちを築くshin5さんの生き方に触れた読者の方々からは、「色々な家族のかたちがあっていいと思えた」「ステップファミリーのことを初めて知った」などの声が寄せられました。

「おそれ」をテーマにした松本紹圭さんとモリジュンヤ対談

松本紹圭さんとモリジュンヤ対談を通して、おそれの正体とそこから生まれる「生きづらさ」から抜け出すためのヒントを考えました。おそれというキーワードに様々な状況にいる人から反応があり、「何度も読みかえしている」という声も多かった記事です。

眼瞼下垂の手術を経験したmarikoさん

上まぶたの機能障害により目が開きづらくなる「眼瞼下垂」の症状の経験、そして幼い頃からコンプレックスが強かったという容姿について、marikoさんご自身の言葉で綴っていただいた記事には、同じ病気の人だけでなく、外見に悩む多くの方から反響がありました。

(5)読者のみなさんからの声をご紹介します

SNSやメール、感想を投稿するフォーム等を通して、読者のみなさんから下記のように、様々な感想をいただきました。

病気の実際の症状や、当事者の人たちが困っていることは何なのか、何を求めているのかを理解する助けになりました。お人柄がわかる文章と優しいイラストの雰囲気で、情報がすっと自分の中に入り込んできました。

 

書かれている症状が自分に当てはまっていたので驚きました。同じことで悩んでいる人がいるんだと知れて、少し安心しました。

 

家族と同じ症状の人の記事で、読んでいて涙が出てきました。世の中捨てたもんでもないな、と励まされています。

 

soarを読んで自分がこれまで全く知らなかった世界があるのだなと感じます。今後も幅広いジャンルを取り上げてほしいです。

2019年度に公開した記事だけでなく、それ以前から公開している記事へも、GoogleやYahoo!などの検索エンジンから多くの人がアクセスをしてくださいました。

病名特性の名称での検索に加えて、最近では「本音を言うと涙が出る」「首の前に汗をかく」といった悩みや症状の内容で記事を探してsoarの記事にたどり着く方も増えています。そうして記事を読んだ方からは、「自分の悩みに病気や特性の名称がつくことを初めて知った」といった感想も寄せられました。

soarではこれからも、既存の社会課題はもちろん、まだ名前のついていない”生きづらさ”や特性、悩みについてもいちはやくリサーチをし、記事にすることで困難を感じている人に情報を届けていきます。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、対面での取材ができず、写真撮影が難しかったため、イラストや取材させていただいた方から提供いただいた写真で記事を制作することもありましたが、イラストだからこそ読みやすかったという声や、提供写真から当事者の方のリアリティを感じたといった声も寄せられました。引き続き記事制作においては、今出来うる最善のかたちを常に模索し実践していきます。

(6)SNSの運用について

soarでは、Facebook、Twitter、Instagram、notetなどのSNSを運用をしています。フォロワー数は年々増加し、それぞれのプラットフォームで様々な読者と出会い、繋がり、勇気や励ましを届けています。

Twitter:3798人→8821人→16621人→21,268人(2016年度→2017年度→2018年度→2019年度)

Facebook:4706人→7645人→9947人→10,830人(2016年度→2017年度→2018年度→2019年度)

Instagram:1397人→4677人→5890人→6407人(2016年度→2017年度→2018年度→2019年度)

note:1739人→2160人(2019年度)

 

 

活動説明会、トークイベントの開催について

soarの活動を知っていただく機会として、団体の活動説明会や、記事に登場していただいた方などをお招きしたトークイベントを定期的に開催しています。読者のみなさん同士が交流し、新たな学びや協力関係が生まれる機会をつくるために、soarでは団体設立以降、様々なイベントを開催してきました。

2019年度は新型コロナウイルスによる影響で、イベント会場を借りて、リアルに人が集う場での開催が難しくなり、Zoomを使ったオンラインでのイベント開催に切り替えた1年となりました。

オンラインイベントの実施に切り替えたことにより、ご病気で直接イベント会場への参加が難しかった方、自分の特性を周囲に知られることが憚られる方、遠方にお住まいの方、子育てや介護中の方、対面で人と会うことが苦手な方と、様々な理由でイベントへの参加が難しかった方々にもご参加いただける機会をつくることができました。

また、UDトークや手話通訳を導入し、合理的配慮について参加者のご希望を伺いながら対応を行いました。当日の参加形式についても、映像オフで音声のみの参加や視聴のみの参加等、参加者自身が状況に合わせて無理のない参加方法を選択いただける仕組みを考えました。

活動説明会

2019年度もsoarの活動をたくさんの方々に知っていただくため、定期的に活動説明会を開催しました。

soarが生まれるまでのストーリーや、ウェブメディア「soar」の運営を含めた法人の多様な活動内容、今後目指していきたい未来、スタッフが活動する上で大切にしていること、取材やイベントを通して感じたエピソードなど、読者のみなさんに直接お伝えする活動説明会は、soarが法人化以降、継続的に実施してきた事業の1つです。

2019年度の説明会開催数は計10回。述べ277名もの方々にご参加いただき、soarの活動についてお伝えすることができました。その後、スタッフやボランティアとしてsoarに関わってくださる方や、マンスリーサポーターとしてsoarの活動を支えてくださる方、記事に登場してくださった方など、活動説明会をきっかけに様々な形でsoarに関わってくださる方々と出会うことができました。

参加者の感想では「必要になったときにすぐ手が届くような、情報が欲しいと思ったときにすぐアクセスできる場所にいる存在でありたい、というお話が印象的でした」というメディア運営についての他「soarがメディアに留まらず、1つのムーブメントなのだと感じることができました」「スタッフの方々の生の声を聞くことができて、一方的な説明ではなく、soarの文化を身近に感じることができてよかったです」といった活動全体や働き方等、様々な側面でsoarを知っていただく時間となりました。

また、説明会当日の参加者同士の交流では「何か強いきっかけがあったわけではないけど、気がついたらsoarが身近だった」等、他の参加者との交流で共感や気づきが広がる場を作ることができました。

トークイベント

トークイベントは年間3回開催し、各ゲストの活動プレゼンの他、「自分と世界のサスティナビリティ」といったような個人と他者、社会のあり方を考えるような幅広いテーマでゲストとのトークセッションを行いました。

参加者からは「自分と生きていく、社会のなかで生きていく、自然と生きていくうえでの良いヒントをいただけたました」「自分が最近考えていたテーマだったので参加させていただきました。自分とは違った視点からお話しされていたことで思考の幅が広がったというか、とても有意義な時間になりました」といった感想を頂き、答えや解決策を出すのではなく、参加者、ゲスト含めてイベントに集う一人ひとりがじっくりご自身の考えを深め、気づきにつながるきっかけを作ることができました。

各イベントの記事はこちら

互いの意見を交わす「対話」、ともに答えをつくる「共話」。他者と“ウェルビーイング”に生きるために取れる行動を考える

自分と世界の“サステナビリティ”を考える。そのスタートは自分の持つ資源を見つめることから。小林泰紘さん、鈴木菜央さん

soar conference 2020「関わり」

1年間のsoarの活動の集大成“soar conference”は、2020年10月17日、18日の2日間に渡って開催し、137名の方にご参加いただきました。2019年度は「<居場所>と関わり」「<記憶>と関わり」「<組織>と関わり」「<きく>と関わり」という4つのテーマでセッションを設け、6名のゲストと共に様々な角度から「関わり」の可能性について考えました。

公開中のイベントレポートはこちら

“問題を解決する支援”だけではなく、“つながりを増やす支援”を。抱樸・奥田知志さんの考える「助けて」が言いあえる社会とは

思い通りにならない“記憶”との、自分らしい関わりをどう見つける?伊藤亜紗さん、東畑開人さんが語る心と身体、記憶の関係性

2019年度のトピックス

「#やってみよう当事者研究」プロジェクトのスタート

これまでsoarでは、困難のある人たちをサポートする取り組みや回復の物語を発信してきました。そのプロセスのなかで「当事者研究」に出会い、病気や障害の有無に関わらず、人が自分のあり方を伝え対話を育む体験に深い感銘を受けました。

そこで、この当事者研究を「やってみたい!」と思う人が誰でもチャレンジできたり、誰かの力を借りながら自分の困りごとに向き合い、研究を続けていく文化を広めていきたいと考え「#やってみよう当事者研究」プロジェクトをスタートしました。

これまで月1回のWSの実施で195名の方にご参加いただき、「お話を聞きながら過去の自分の体験を思い出したり、共感することができた」「困りごとを客観的に見ることができた」という声を頂きました。今後も開催形式やWSの形を模索して、継続した活動を目指していきたいと思います。

企業や学校との協働事業の実施

株式会社リブセンスの社内向け研修「“常識”を考え直すワークショップ」を、リブセンス、株式会社ミミクリデザイン、soarで共同設計・開催しました。

[対話編][歴史編][内省編]といったテーマを設定し、自分や社会の中にある「常識」と「バイアス(偏見)」をじっくり考える時間となりました。そしてリブセンス社内だけでなく、社外の参加者も募り、ワークショップ当日は様々な対話や意見交換がなされました。

また、soarでは継続して子どもたちへの教育活動も行なっています。高校では「多様な性の生き方」というテーマで、soar取材先をゲストにお招きしご自身の活動についてお話いただきました。さらに大学では、soarの成り立ちやメディア運営、soarを始めたエピソード等お話する機会をいただきました。

実施校(一部):潤徳女子高等学校、山梨学院大学

2019年度も、たくさんのサポーターのみなさんに支えていただきました。

soarは、月1000円からの「soarサポーター」からのご寄付でメディア運営をしています。2020年10月末日時点でのサポーター数は798名。2019年度の1年間で101名もの方が新たに仲間になってくださいました。

soarの記事ができるまでには、長く丁寧なプロセスがあります。このプロセスは、社会課題にまつわるテーマを丁寧に取材し記事を届けていくためには欠かせません。ご寄付でsoarを応援していただいているサポーターのみなさん、本当にありがとうございます。

「全てのひとが自分の可能性を活かして生きる未来」をつくるため、soarの一員となってくださるsoarサポーターを引き続き募集しています。ぜひ、月1000円からのご寄付で、soarサポーターに入会してsoarの仲間になっていただけると嬉しいです。

 

法人サポーターのみなさんにも、soarの活動をご寄付で支えていただいています。

活動に共感し支援してくださる企業・団体の皆様を対象とした法人サポーターとして、「一般社団法人あおい福祉AI研究所」様が私たちの活動を支援してくださいました。

引き続き、soarの活動を支えてくださる法人サポーターを募集しています。ご興味をお持ちの法人様は、こちらよりぜひお問い合わせください。

会計についてご報告

2018年度が25,283,574円(サイトリニューアルのためのクラウドファンディング収益10,471,000円を含む)だった全体の収益は、2019年度は14,775,895円と前年度より減少しました。新型コロナウイルスによる自主イベント開催の中止、企業研修の開催延期等の影響による収益の減少が要因となっています。

2019年度・費用の内訳について

2019年度の費用については、事業費が30%、人件費が60%、その他経費が10%となっています。

2019年度は正社員2名、パートタイム2名採用を行い、記事公開やイベント運営等の運営に注力してきました。

2019年度の活動計算書について

2019年度の活動計算書はこちらになります。

組織の紹介、スタッフからのメッセージ

soarは、理事会、経営管理メンバー、編集部、事務局から成り立つ組織です。

スタッフ、インターン、ボランティアなど、様々なかたちで運営に携わるメンバーがいます。また、メディア運営に関わってくださるライターやフォトグラファーを含めると、40名近くが集まる組織となりました。

メンバーはそれぞれに、soarの目指す未来への強い思いを持って活動しています。ここでは、中心となるsoarメンバーたちの思いをご紹介します。

①名前
②soarで担当している仕事
②2019年度(2019/11〜2020/10)で印象的だったこと&これからsoarでチャレンジしたいことなど

①モリジュンヤ

②経営管理チームの一員として、事業、組織に関する執行、ウェブメディアの運営体制についてのアドバイス、記事企画において対談やインタビュアーなど。

③無意識の偏見や複雑な関係のなかで生じる摩擦などについて話題になることが増えました。以前から存在していた課題に対して、様々な人が考え、行動するようになってきたのだと思います。人は複雑で、その人と人が関わるとなると、より複雑になります。その複雑さのなかで、どのようによりよい生き方を実現していけばいいのか。これはsoarのテーマのひとつになると考えています。テーマの探究や共有にチャレンジしたいですね。

①松本綾香

②記事企画のディレクション、編集、執筆、メディア運営全般、編集部メンバーのマネジメント

③コロナウイルスの影響から、オンラインでの取材をメインに行った2019年度。人と直接会うことができなくても以前と変わらず、取材では心動かされ、記事公開後は読者のあたたかい声に触れることができたのが私にとって大きな支えになりました。引き続き今の社会に必要なことを考え「情報のセーフティネット」の目標に向かって今私たちにできることをしていきます。

①河野奈保子

②イベント運営、法人活動のPR、労務、採用など団体に関わる事務全般、事務局メンバーのマネジメント

③オンラインイベントの開催方法の検討や合理的配慮に伴うツール導入等、新たな形式を模索した1年でした。今後も一人ひとりの可能性を活かす学びやコミュニケーションの機会を、オンラインオフライン問わず作っていきたいと考えています。

①森美彩

②経理、soarサポーターや採用の窓口など

③イベントや活動説明会がオンラインでの開催となり、日本各地からサポーターへ入会してくださる方が増えました。より多くの方が、soarを知ってくださるきかっけとなれた年だったように思います。引き続き、誰もが自分の可能性を活かして生きる未来を目指して、さまざまな機会を作るお手伝いができたらと考えています。

これからも「誰もが自分の可能性を活かして生きる未来」を目指して

2019年度は、多くのみなさんに支えていただき、新型コロナウイルスの影響で活動に制限があるなかでも、たくさんの記事やイベントなどを通して情報を届けることができました。

今後もメディアや場づくりによって、人々が生きる知恵を学び実践できるような機会を生み出していきたいと思います。

これからもNPO法人soar一同、「誰もが自分の可能性を活かして生きる未来」を目指して活動していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

制作メンバー:松本綾香、越智えり子、河野奈保子、工藤瑞穂
デザイン:谷口舞